2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標・SDGs。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成されており、達成年限は2030年とされています。さてこれからも、ステキなモノと出会うために……今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを、ここではチェックしていきましょう。
ワークマンで“完売続出”すごいジャケット、「暖かくて欲しい機能全部盛り」ナンガの最強ダウン ほか【機能ウェアの人気記事ランキングベスト3】(2025年1月版)
貴重なダウンをリユースする新しいアップサイクルの形
NANGA(ナンガ)
Re:ACT DOWN DUVET SINGLE
¥27,500
Re:ACT DOWN DUVET DOUBLE
¥38,500
オプション 羽毛追加100g +¥9,900
※送料別途
問い合わせ:ナンガ TEL:0749-55-1016
使い古した羽毛布団を預かり、ダウンの洗浄や追加を行ってから新しい布団へと仕立て直すナンガの「RE:ACT」(リアクト)。日本において伝統的に行われていた布団の再利用文化である「打ち直し」を参考に2022年から本格始動したもので、布団メーカーとしての出自とダウンを取り扱うアウトドアブランドとしての矜持を持つナンガだからこそのサステナブルなサービスだ。
いまや多くの領域で目にする機会の多いダウン製品だが、原料である水鳥の羽毛は適切に手入れすれば100年以上も使用できる優れた素材といわれている。使い捨ては貴重な資源を無駄にしてしまう行為に繋がり、また過剰な供給は環境負荷を高めることにもなりかねない。そのため、ナンガは「ダウンを単なる消費品として扱うのではなく、長年大切に使い続けていただきたい」という思いのもと、羽毛布団のアップサイクルサービスをスタートさせたという。
2023年には、使用していた羽毛布団からスリーピングバッグやダウンジャケットなど他のナンガ製品に仕立て直すプロセスも新たに確立。これによって希望するユーザーの数も広がり、「リアクト」によって芽生えたリユースの環はさらに広がり続けている。
表地と裏地の間にマチを作ることで、羽毛を全体として均一にパッキング。ダウン本来の保温性を感じられる。
布団のダウンをリユース。羽毛をほぐし、クリーニングをして羽毛本来のパワーを取り戻し、新しい羽毛を追加。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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