ヨーグルトに納豆、キムチ……腸活という言葉から連想するのは発酵食品を筆頭に様々な「腸に良い」とされている食品。こうしたものを食べていれば腸活になるんでしょ?……「その考え方を鵜呑みにするのは危険、慎重になる必要があります」と指摘するのは食の専門家のスギ アカツキさん。健やかな「腸活」への考え方を聞きました。
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汚い部屋にインテリアグッズを買い足してもダメなのと同じ
テレビや雑誌などで特集されていると、気になって見てしまう「腸活」というワード。身体に良いことをしたい!という気持ちは素晴らしいことですが、あまり短絡的に考えるのは危険だとスギ アカツキさんは指摘します。
「“腸活”という言葉がなんとなくの雰囲気で語られがち、科学用語ではないために、ニュアンスだけが先行してしまう場合があります。腸活が特集される時に多いのが、食物繊維や乳酸器など『何かを食べなさい』系の話。でも腸活は薬ではありませんから、人によっては『言われた通り腸に良いものを食べたのに全然効果を感じない』という方もいらっしゃるのではないでしょうか?食物繊維をたくさん摂り始めたのに、かえって便秘になったというエピソードはよく聞く話です。
腸活というワードを冷静に解釈すれば、腸に良いことをするということ。これは、腸に悪いことをやめたり、腸をいたわるという概念も重要で、それらのことをバランスよく指摘している専門家は存在しています。その中で有意義だなと思うのは、『腸に悪いことをしない』こと。たとえば砂糖人工甘味料、食品添加物、アルコールなどは腸に良くないとされています。ほかにもストレスや夜更かしといった生活習慣を見直すことも重要ですよね。
部屋が汚いのにおしゃれなインテリアを買っても映えないように、まずは腸にとって悪いことをやめてみて、そのあと腸に良い食材を食べると変化があるかもしれませんよ」(スギ アカツキさん)
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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