胃のことも考える
腸活の中でよく耳にするのが「食物繊維もしっかり摂った方が良い」ということ。なんとなく知っているだけだとやたらと食物繊維を多く含む食材を摂取したくなってしまいますが……
「基本的に食物繊維(不溶性食物繊維)は消化に悪いもの。そのため、食べ過ぎてしまうと胃に負担がかかってしまいます。そして、腸活というと腸だけを切り離して考えてしまう方も多いですが、“胃腸”と言われるようにセットで考えることも必要です」(スギ アカツキさん)
どんなに腸に良いことをしても、胃が荒れていると期待している効果は得られないということですね。
「胃腸に負担をかけないためには、よく噛むことも重要だと言われています。たとえば塊肉をあまり噛まずに食べてしまうと消化に時間がかかり、腸に長い間肉が滞在し、負担がかかってしまう。食物繊維(不溶性食物繊維)も同じ。いずれにせよ、何事もバランスよく摂ることが大切です。タンパク質を摂りすぎると便は固くなりますし、オイルをちゃんと取らないと便の滑りが悪くなります。1つの栄養素や食材だけを過剰に摂るのではなく、炭水化物を含む三大栄養素や食物繊維をバランスよく食べられるように考えることそが、腸活の一環ではないでしょうか」(スギ アカツキさん)
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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