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「革の可能性を再認識させる上出来バッグ」驚異的な軽さ、使える収納構造…レザーブランドの真価を見た!アニアリのブリーフトート/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.102
執筆者: 編集長/奥家慎二
オールレザーとは思えないほどの驚異的な軽さを実現!
なにがよかったのかといいますと、ひとつは軽さです。
いわゆるオールレザータイプでありながら、重量はわずか860g。化繊を使ったバックパックでも1kg前後くらいするのが普通なのに、これはかなりの軽さです。実際に手にしたとき「軽ッ!」と驚いてしまいました。
このご時世、どこへ行くにもパソコンは手放せないですし、意外と荷物の重量は増えてしまいがち。バッグそのものが軽ければ持ち歩くときの負担感は大きく軽減されますから、これは大きなメリットです。
そしてやはり猛プッシュしたいのが、レザーそのもののよさ。アニアリといえばレザーバッグブランドで、技術力や表現力の高さにも定評がありますけども、今回使用された「アルティザンレザー」はまた別格のクオリティでした。
“レザー”バッグブランドとしての「アニアリ」のレザー作りノウハウを注ぎ込み、手間隙を十二分にかけて、理想を追求した革が完成。その手間隙はまず、なめしの工程にあります。ヴィンテージの風格が出るヴェジタブルタンニンなめしと柔らかくしなやかさが増すクロームなめしの両方を絶妙な配合で行うことで、ソフトかつ弾力性のある革下地にしています。その後、職人の手で1枚1枚革を磨きながらフェルト加工を施し、革に眠っているオイル成分を表面に引き出し、高級感のある艶と手に吸い付くようなタッチの質感に仕上げています。(公式webサイトより)
潤沢なオイルから発せられるほどよい艶感が高級感を醸し出してくれる一方で、手に触ったときの感触はすごくソフトで繊細。まさに手に吸い付くような質感で、ずっとナデナデしていたい気持ちが募ってくるほどです。しかも今回はビジネスでも使いたかったのでブラックカラーを選んだのですが、光に当たると透明感が感じられてものすごくエレガント。なんでも染色にもこだわっていて、革本来のナチュラルの風合いを消さないよう染料仕上げを採用しているのだとか。それも、「色の調子を見ながら、3度に渡る染色を行うことで、艶に加えて風合いに深みを持たせています」(同サイトより)というこだわりよう。さすがの一言です。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
Instagram:@MonoMax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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