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「ついにウールのリサイクルスーツを実現」洋服の青山のウエアシフトスーツは“スーツのプロ”だから成せる高度な技術が生み出した傑作でした『SDGsモノ』

執筆者:

AOYAMA/ウエアシフトスーツ

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2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標・SDGs。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成されており、達成年限は2030年とされています。さてこれからも、ステキなモノと出会うために……今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを、ここではチェックしていきましょう。

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不要スーツの素材を循環させ“終わらない服をつくる”を実現

AOYAMA/ウエアシフトスーツ

AOYAMA
ウエアシフトスーツ
¥43,890
問い合わせ:洋服の青山 池袋東口総本店 TEL:03-5952-7201

1998年に下取りサービスを実施するなど、リサイクルをはじめとするエコ活動を早くから実施してきた「洋服の青山」。そうした努力のひとつの結晶が、2024年11月に発売を開始した「ウエアシフトスーツ」だ。

2023年10月に「終わらない服をつくろう。」をスローガンに、他社製品を含む不要衣類を回収するボックスを店内に設置。古着として再利用できるもの以外はコートや毛布などに使われる再生原料として活かしてきた。そして今回、念願の循環型スーツ「ウエアシフトスーツ」の開発に成功。元来、ウールのリサイクルは繊維の長さが短いため再生が難く、さらに生産過程での手作業の多さや均一な品質の保持の困難さがネックとなっていたが、古くからリサイクルウールを手掛けている尾州地域の工房の協力を得ることで、店頭回収した衣料のウールを混紡させたスーツ用生地の開発に成功。高度な技術によって梳毛見えするよう仕立てられ、そこに「洋服の青山」のノウハウを組み合わせた。

本製品は、他のスーツと比べても品質やクラス感に一切遜色がない。ウール以外の素材も大半がリサイクル素材を採用するという徹底ぶりで、今の時代にふさわしい一着といえそうだ。

裏地には、ペットボトルを繊維へと再生させたECO BLUEを使用裏地には、ペットボトルを繊維へと再生させたECO BLUEを使用。「ウエアシフト」の織ネームも縫われている。

リサイクルウールを紡毛し、「梳毛見えのスーツ素材」として使用リサイクルウールを紡毛し、「梳毛見えのスーツ素材」として使用。ボタンもバイオマス原料を使っている。

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この記事を書いた人

横山博之

ライター横山博之

カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。

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Website:https://monomax.jp/

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