新しいターボチャージャー、8速ATトランスミッションを採用
今回登場した新型デュカトは、その「シリーズ9」のマイナーチェンジ版と言えるもので、エクステリアはアイコニックなデザインはほぼそのままに、新しいバンパーやドアミラー、ボディカラー同色のモダンなフロントグリルを採用して、空力効率の向上が図られている。
また、フロントグリルやステアリングホイールには、フィアット プロフェッショナル・ブランドの新しいロゴが装着されている。
こうした意匠変更以上に注目されるのが、パワートレーンの改良。2.2L直4ディーゼルターボエンジンのターボチャージャーを新開発のものに変更し、これにより従来モデルと比べて燃費、CO2排出量を8%改善した。
またトランスミッションに新たに8速ATを搭載。最大450Nmの入力トルクに対応して、シフトチェンジのフィーリングや反応速度を向上させるとともに、走り出しの力強いパワーと滑らかな加速を提供。従来の9速ATと比較して、CO2排出量10%削減も実現したという。
ADAS(先進運転支援システム)もさらに充実。フロント/リアバンパ、サイドモールディングに360度センサーを新たに搭載し、障害物を感知すると、ドライバーに音声と視覚で警告を発し、障害物からの距離をクラスター画面に表示する。
ボディバリエーションは2024年8月の「シリーズ9」登場で2モデルとなっていたが、市場からの要望により、スタンダードモデルの「L2H2」、ロングモデルの「L3H2」、ロングハイルーフモデルの「L3H3」の計3モデルに拡大された。
■モデルラインナップ(車両価格は税込み)
- L2H2:¥5,800,000 (スタンダードモデル)
- L3H2:¥5,975,000(ロングモデル)
- L3H3:¥6,150,000(ロングハイルーフモデル)
■ボディサイズ
- L2H2:全長5,410mm、全幅2,100mm、全高2,525mm
- L3H2:全長5,995mm、全幅2,100mm、全高2,525mm
- L3H3:全長5,995mm、全幅2,100mm、全高2,765mm
■ボディカラー
- デュカト ホワイト
- エクスペディション グレー
- ランサローテ グレー
- メタリック ブラック
- アイアン グレー
- アーテンス グレー
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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