「ド迫力のアルファード顔を装備」もはやフルモデルチェンジ!? エンジン&セーフティ総取っ替えの“新型 スズキ ソリオ”がすごすぎる『小沢コージの遊べるクルマ』
執筆者: 自動車ジャーナリスト/小沢コージ
MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は、「エンジン&セーフティ総取っ替え。マイチェンソリオがすごすぎる!」と小沢さんが評する、スズキの注目モデル「ソリオ&ソリオ バンディット」を取り上げます!
CONTENTS
「輸入車SUV燃費性能No.1の本当の実力は?」ルノー キャプチャーの魅力がさらに進化!? 自動車ジャーナリストのガチ試乗レポート
新ド迫力メッキ顔だけじゃなかった!
コレはマイナーチェンジじゃない!ほとんどフルモデルチェンジじゃないの!!とウワサの注目改良モデルに乗ってみた。それがスズキ ソリオ&ソリオ バンディットだ。トヨタ ルーミーと並ぶ5ナンバーの手軽な両側スライドドア付きワゴンで、ある意味、今人気の軽車両ホンダN-BOXやスズキ スペーシアの拡大版。軽ハイトは4人しか乗れないし、660㏄エンジンなので走りが微妙に物足りないシーンがあるが、ソリオは全長ほぼ3.8ⅿ&全幅1.6ⅿ超えなのでリアに余裕で大人3人が乗れるし、1.2Lエンジン搭載なので出足からパワーがある。つまり広さ、質感、走りのすべてが全然違うわけよ。
おまけに改良度がすごい。まずはオキテ破りのトヨタ アルファード&エスクァイア顔で、ラージ&ミディアムミニバンでおなじみのド派手メッキグリルを初装備。特にワイルドデザインのバンディットはギラギラメッキ度はもちろん、クールな縦溝グリルがリッチかつワイルド。正直、おとなしめであくまでも「いいパパ」に見えたソリオだが、新世代からはバンディットを選べば無駄に輸入車などに舐められなくて済みそうだ。
さらなる驚きは一新したパワートレイン。今までは1.2L直4エンジン+マイルドハイブリッドだったが、今回は最新のスイフトに投入したのと同じ、1.2Lだが気筒数は減った新直3エンジン+マイルドハイブリッドを投入。コイツがピークパワー&トルクこそ82PS&108Nmとマイチェン前より落ちているが、3気筒化で低回転域トルクが増している上、ギアボックスのCVT制御も改良。結果、出足の鋭さは問題なしだし、肝心のモード燃費は今までの最良19㎞/L台から22㎞/Lまでジャンプアップ。
先進安全装備も最新式のデュアルセンサーサポートⅡへと進化。おかげで追従オートクルーズの精度が増した上に、レーンキープアシストはできるし、電動パーキング付きを選べば完全停止保持も可能。やはりこれはフルモデルチェンジと呼ぶべきかも?
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この記事を書いた人
自動車ジャーナリスト小沢コージ
愛情あふれる独自の視点でクルマを語るバラエティ自動車ジャーナリスト。雑誌を中心にWebなどにも多数寄稿。2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。
X:@KOJICHU
Website:https://www.youtube.com/@KozziTV
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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