帰宅したら部屋が「もわっ!」節電しながら素早く部屋を冷やすには?
外出先から自宅へ帰宅した直後、暑い日ほど家の中がもわっとしています。早く家の中を涼しくしたい!そんな場合はどうすれば素早く家の中を快適な温度にできるのでしょうか。
「最初に換気をしないと、エアコンをつけても冷えません。まずは窓やドアを開けて温まった空気を外に逃がしてからエアコンをつけましょう。室内がもわっとしているのに、いきなりエアコンをつけるのは電気代も必要以上にかかってしまいます」(和田さん)
エアコンは設定温度と実際の室温に差がある時に消費電力が大きくなるのだそう。そのため、部屋の中が暑ければ暑いほど無駄な電気代がかかります。しかし、換気をして少しでも室温を下げれば節電にもなるということ。しかし、家の外の気温が少し涼しくなってきた夕方ならまだしも、外気温が38℃くらいある昼間に換気をしても意味がないのでは……?
「家の南側と北側では温度が違いますから、換気をする時には家の北側の涼しい方から南側に向けて空気が流れるように通り道を作ってあげると良いですよ。南側にある窓と北側にある窓の2か所を開けて、風があれば勝手に空気が流れます。風がない場合は南側の窓の外に向けて扇風機を置きましょう。暑い方に向けて風を送ることで流れをつくり、家の中を涼しくすることができます。ワンルームの場合は玄関のドアを開けたり、キッチンの換気扇をつけたりするのでも良いですね」(和田さん)
やみくもにエアコンをつけているのでは、快適でなくなるばかりか余計な電気代がかかってしまうことにもつながります。室温と湿度をチェックしながら、風向も意識しつつ効率よく快適な室内にしましょう!
和田由貴さん
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。
取材・文/松本果歩
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ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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