「猛暑であの家電の電気代が上がる!?」年間1,900円差は地味にデカい…節約のプロが教える“夏の冷蔵庫”節電テクニック、意外と電気を食う家電とは?
執筆者: ライター/松本果歩
季節ごとに冷蔵庫の設定を変えると年間1,900円の節電に!?
冷蔵庫の中にスイッチがあり、冷やし方を強・中・弱で変えることができますが、これも変更した方が節電になるのでしょうか?
「はい。これも資源エネルギー庁の省エネポータルサイトを見ると、『設定温度を“強”から“中”に変えると、年間で、1,910円の節約になる』と記載があります。夏のすごく暑い時に“弱”にしていると食品が傷んでしまいますが、ぎゅうぎゅうに食品を詰め込んでない状態であれば、“中”でも十分冷えると思います。冬なら“弱”でも十分ですから、季節に合わせて変えていただくと節電になりますよ」(和田さん)
「ぎゅうぎゅうに食品を詰め込んでない状態であれば」とありましたが、どのくらいがぎゅうぎゅうで、どのくらいが適切な量なのでしょうか?
「量の目安としては7割くらいですね。ただ、量よりも1番良くないのは冷蔵庫の1番奥の部分にある冷気の吹き出し口を塞いでしまうこと。細い隙間みたいなところから、冷気がファンで送られていますが、そこを塞いでしまうと冷蔵庫内が十分に冷えなくなってしまいます。すると冷蔵庫は『冷えてないから、もっと冷気出さなきゃ』と稼働し、余計な電気代がかかってしまいます。
そのため全体的な量にゆとりがあっても、冷蔵庫の奥にびっしり物が入っているのは良くないですね。冷蔵庫を開けた時に、どこの棚からも奥の壁が目視できるぐらい通り道ができているのが理想です」(和田さん)
それでは冷凍庫は……?
「冷凍庫はたくさん物が入っている方がより節電になります。量はできるだけたくさん入っている方がいいですね。入れるものが少ない場合には保冷剤やペットボトルに水を入れたものを凍らせておくと良いですよ」(和田さん)
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ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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