駐車場の隅に停めたのに“トナラー”が……
変わり種の理由としては隣の車にドアパンチされないように、スライドドアのクルマを探してあえて停めるといった理由などがネット記事を中心に書かれているが、実際に停めている人にヒヤリングしてもそのような理由はない気がする。
特殊というか、変化球的事例として見かけるのが、駐車場の隅に停めたのにやっぱり隣に停められたという例。こうなると、理由はまったく不明で理解不能だし、逃げることはもう不可能だ。なぜ追っかけてまで“トナラー”するのかというと、おそらく運転に自信がなく不便な場所のほうがゆっくりと駐車できるから。例えばショッピングセンターの駐車場では入口付近が人気だが、ここは他車が通ることも多くて、何度も切り返すのは焦りがち。前を抜きたい車が通れずにみんなにイライラされるというのを避けたいからだ。
結局のところ“トナラー”への対応策&防止策は皆無。斜めに停めれば“トナラー”も停めにくいという説も見聞きするが、そもそもこちらが下手に見られるだけだし、斜めに合わせて隣に斜めに停めるだけだろう。ドアパンチへの意識も薄く、「軽く当たったぐらいいいだろう」という感じだけに、どうしようもできず、歯がゆいばかりだ。
文・撮影/近藤暁史
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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