チルタイムを過ごす部屋を大切にしています
久芳 普段の生活でのこだわりはありますか?
塚本 蛍光灯の明かりがあまり好きではなくて、家の自分のスペースは間接照明みたいな感じにしています。家族といるときは蛍光灯ですけど、自分一人でゆっくり過ごしたいときは、蛍光灯では雰囲気が出ないなと思ってしまうので、照明を変えています。
久芳 セリフを覚えたりするのも、そういう環境ですか?
塚本 そうですね。でも僕は撮影が近くならないと台本を読まないんです。夏休みの宿題をラスト1日ぐらいでやる男の子だったので。直前に集中してセリフを覚えることが多いので、そういう意味でも、自分の作業部屋というかスペースは大事にしています。
久芳 シンプルな空間がお好きなんですね。
塚本 そうですね。ものへの執着やこだわりはあまりない人間だと思います。楽器は割とこだわりがありますが、服は本当に興味を持ったものを買うという感じです。今の若い人たちを見ると、僕の若い頃よりずっとおしゃれだなと思います。でも、最近の若い人たちは大変だと思います。僕らが若い頃は、「これはこんな人がこんな技術で作っている一点もので、なかなか手に入らないものだからすごいんだ」という、ルーツやカルチャーまで掘り下げて好きになっていたと思います。今は掘り下げる余裕もないというか、それぐらい移り変わりが早くなりましたよね。
久芳 情報が多い時代ですから。
塚本 昔から好きだったスニーカーやアクセサリーを作業部屋に置いてあって、それを眺めながら一杯飲んだりしていると、ふとそんなことを考えたりします。
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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