消費者庁は「生活関連物資の価格動向」調査にて、生活関連物資26品目について毎月の価格変動を発表した。中でもここ数年の上昇率が大きい品目が「洗濯用洗剤」だ。2024年の平均価格と比較すると、2025年5月は1.2倍の価格に上昇している。そんな値上げが続く中だからこそ、注目したいのが、PB(プライベートブランド)商品だ。
L’CREST(ルクレスト)は、2020年より展開を開始したコメリのPB。なかでも洗濯洗剤シリーズは、販売数量で前年比121%と絶好調だという。なぜ、いまオリジナルの洗濯洗剤を開発するのか?低価格を実現できるのか?そもそもホームセンターの洗剤ってどうなの?など、様々な疑問を商品開発担当に聞いた。
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商品開発担当に聞く!コメリの洗濯洗剤が好調の理由
Q1.いつ頃から洗濯洗剤の開発に力を入れている?
2023年9月頃から、原材料価格の高騰や物流費などの値上げにより、価格高騰が始まりました。同時に、PB洗濯洗剤の販売が伸長していきました。比較的低価格のPBの洗濯洗剤を試しに使ってみようというお客様が多かったのだと思います。もともと価格とスペックにはこだわって開発していたので、一度使っていただければ良さを実感していただける自信がありました。そこで、2023年の冬から製品のリニューアルやラインナップの充実に舵を切りました。
Q2.商品開発の際に心掛けていることは?
価格で優位性を持つことの他に「本来求められている機能(性能)」が何かを考えています。洗濯洗剤であれば何よりも“洗浄力”です。商品開発にお金を掛ければ機能性の高い商品ができるのは当然ですが、譲れない機能(性能)にしっかりとフォーカスすることで、ニーズにマッチした商品開発を目指しています。最新の機能を持った商品は、NBメーカー様にお任せして、コメリだからこそできる商品を目指しています。
Q3.どうしてこの価格を実現できるのか?
コメリは全国1,200以上の実店舗と自社物流を持っています。そのた、商品を大量に仕入れ、物流費を抑えることができます。商品の販売量が多ければその分、商品の低価格化が実現できます。
Q4.お客様の反応は?
店舗で聞くお客様の声は「安くて助かる」「想像より良くて驚いた」とのお声をいただいています。売れ行きも非常に好調で、販売数量は前年比120%と好調。コメリで販売する洗濯洗剤の4分の1を担うまでに成長できました。
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