「映画はファンへの贈り物」『仮面ライダーガヴ』を支えた2本柱！主演とメイン監督がこの1年の熱狂を振り返る【BEAMS特撮部】

『仮面ライダーガヴ』知念英和さんと杉原輝昭監督

本誌の人気長寿連載「ビームス特撮部」。セレクトショップ「BEAMS」の特撮好きスタッフによって結成されたBEAMS特撮部が、毎回特撮に関わる様々な人・現場に取材を行っています。今回はクライマックス直前＆夏映画公開中の『仮面ライダーガヴ』から、主演の知念英和さんとメイン監督の杉原輝昭さんが登場！

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この一年で大きく成長しました

久芳（BEAMS特撮部）　杉原監督から見て『ガヴ』のキャスト陣はどんな印象でした？

杉原　貪欲なタイプが多かったです。良い悪い関係なく周囲の意見を欲したり、僕の予想を超えようと思っているのか僕からどう見られているかをすごく気にしたり、結構積極的な人ばかりだった気がします。

久芳　知念さんの印象は？

杉原　一年で考え方も変わったし、何より顔つきが変わりましたね。最初はフワッとした子だなと思ったのですが、今は安心して見ていられるのでだいぶ成長したと思います。でも、今も普通に話していると、時々フワッとしたところが出てくるんです。そういうところが可愛いですよね（笑）。

久芳　知念さんから見た杉原監督は？

知念　右も左もわからない状態だった僕を、クランクイン前から丁寧に指導していただいてありがたかったです。僕は自分の力量が足りない分、杉原監督の言っていることを全部聞いて、少しでも理解できるようにと必死でした。最初はなかなか芝居にＯＫが出ず、どうすればいいかわからないまま演じたカットにＯＫが出たこともありました。悔しい思いもたくさんしましたが、僕たちの成長を見据えてやってくださっていることなんだとこの一年で理解できたし、監督からの愛として受け取れるようになりました。あらためて感謝しています。

杉原　僕の恋人か？ってぐらい褒めるね（笑）。最初は厳しい話もしたかと思うけど、とても面白い一年だったよ。これからも共演者やスタッフなど誰とでも仲良くなって、自分の思っていることを伝えて意見を仰いでいけば、どんどん伸びると思う。

久芳　暖かいお言葉です。

杉原　知念は真面目だから、つい一人で考えこんでしまうんですけど、そこを一つ乗り越えられれば、もっと幅のある芝居ができる役者になれると思います。