だしの魔法をポテトに閉じ込めた開発秘話
久世福商店のバイヤーが「どうしても“だしのおいしさ”をスナックで表現したかった」という思いから企画されたのが、この万能だしポテトチップス。実は5~6年前から「久世福商店の“万能だし”を使ったポテトチップスがあったら……」という声はあったそうですが、商品化までは時間がかかったのだとか。
「だしって料理に使うだけじゃなく、そのまま味わってもおいしい。だったら“おやつ”として気軽に楽しめる形にしたら、もっと多くの人にだしの魅力を知ってもらえるはず」
そんな発想から商品化がスタート。試作を重ねて行き着いたのが“国産じゃがいも×釜揚げ製法×粉末万能だし”の黄金バランス。職人が少量ずつ丁寧に揚げることで、だしの香りがじゃがいもに負けず、ひと口で「和食を食べている感覚」を楽しめる一枚に仕上がったそうです。
「粉末万能だしの量には特にこだわりました。分量を変えて14回ほど試作して、だしの風味がガツンとくる一方で、最後までくどくならず飽きないバランスを見つけるのに2か月かけました!」
厚めの波型カットでだしがしっかり絡む設計。パッケージも黒を基調に、心を込めて「謹製」の文字をあしらっています。
「このポテトチップスを入り口に、だしの魅力に気づいてもらえたら嬉しいですね」(バイヤー・菅原さん)
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この記事を書いた人
ライター・エディター鈴木恵理子
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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