今後プジョーの主力となる48Vマイルドハイブリッドユニットを搭載
今回登場した「2008 GTハイブリッド」は、新開発の1.2L直3ガソリンターボエンジンに、モーターを内蔵した6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせた48Vマイルドハイブリッドユニットを搭載。電動モーターのアシストにより、低速域から力強いトルクが立ち上がり、発進停止時の振動も抑制される。走行状況によっては約30km/hまでEV走行が可能で、信号待ちの多い市街地走行では1時間あたり約50%のEV走行が可能となり、実用燃費を飛躍的に向上させるという。
ベースとなるエンジンについても、ミラーサイクル化して高効率化を図ったうえで、ターボチャージャーの可変領域の拡大やタイミングチェーンの採用、インジェクターの高圧化を実施するなど、新たに開発し直されている。
その結果、エンジン最高出力は従来の1.2L直3ユニットより6PSアップし、ハイブリッドシステムトータルでの最高出力は145PSを発生。燃費は20.6km/L(WLTCモード)と、従来の1.2L直3ユニットより約15%向上したとアピールされる。
ボディカラーは「オブセッションブルー」「オケナイトホワイト」「エリクサーレッド」「ペルラネラブラック」の4色で、車両価格(税込)は¥4,190,000。
1.2L直3ガソリンターボ 48Vマイルドハイブリッドは、308、408、3008にも続々と採用されているように、今後プジョーの主力となるパワーユニット。人気の高い1.5L直4ディーゼルターボ搭載の「GT BlueHDi 」よりも¥83,000低い価格設定も大きな魅力となりそうだ。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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