時計の見本市といえばスイス・ジュネーブで行われる「ウォッチズ&ワンダーズ」ですが、それだけではありません! 中国・香港で開催されている「香港ウォッチ&クロック・フェア」&「Salon de TIME」もアジア最大級の時計業界イベントで、たくさんの注目作が一堂に会しているんです!
本年2025年度は、9月2日から開催。間近に控えた今、イベントの概要を改めてご紹介します。
※本記事に掲載している写真は、すべて2024年のものです。
昨年の会場レポートの様子はコチラ:「ツウの間で知られる世界最高峰イベント」130を超えるブランドが集まった時計展示見本市『香港ウォッチ&クロックフェア』を時計ライターが現地レポート!
「この技術がすごい」針をシャフトに固定しない!? “話題のG-SHOCK GA-V01”で初採用されたマグネティックホールディング構造の誕生秘話を開発担当に聞いた
魅惑の高級時計からユニークなパーツまで時計の面白さがてんこ盛り!
本イベントでは「香港ウォッチ&クロック・フェア」と「Salon de TIME」という、少し毛色の異なる内容を同時開催しています。
「Salon de TIME」は、時計ブランドの完成品を展示するイベント。
たとえば、神の手と言われる時計修復師が興したパルミジャーニ・フルリエだったりと、世界的に有名な高級時計ブランドから……
多彩なダイバーズをリリースするスピニカーなど、幅広い層に受け入れられている欧州ブランドも参画。この他にもファッションレーベルや中国生まれの地元ブランド、最新のスマートウォッチまで集まっていて、昨今の時計業界を取り巻く多彩なブランドが集結しています。
一方の「香港ウォッチ&クロック・フェア」は、完成品だけでなく時計を構成するパーツやOEM製品、計測装置、器具、パッケージングやディスプレイなど、時計ビジネスにまつわる多種多様な業者が集結。
一般ユーザーにとってはちょっと縁遠いものばかりですが、ローターや文字盤、針、セットアップ用のダイヤモンドなど、時計好きなら見るだけでワクワクしてくるはず。
双方合わせ、2024年は702の出展者と133のウォッチブランド(11の国・地域)、16,594人のバイヤー(106の国・地域)を記録したとのこと。今年も同等か、それ以上の盛り上がりが見込まれています。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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