このプロジェクトの根底には、服をもっと長く着てもらいたい、服を買うときの選択肢に古着を入れてもらいたいという思いがある。
「服好きの方の中には好んで古着を選ばれる方もいますが、古着を日常的に着るという人を調べたところ2割程度しかいません。古着は誰が着たものかわからない、独特のにおいがするというイメージを持つ方もいらっしゃいます。ですから清潔感には徹底してこだわっています。回収した服は、さまざまな条件の元一点一点選別。クリーニング専門企業とともに、素材に合わせてカスタマイズしたプロセスで洗濯を行っています。誰もが安心して選べるのがユニクロの古着なのです」
素材や縫製まで熟知した自社製品だからこそできる、清潔感と品質へのこだわりだ。常時300~400点並ぶ古着は、新品より低価格なのもポイント。なかには1990年代から2004年頃まで使われていた紺タグを用いた“オールドユニクロ”のような掘り出し物が見つかることも。
「過去の懐かしいタグに出会える楽しみもあります。『昔これを着てた』という声もよく聞きますね。いろいろ探しながら、これだと思うものを見つけるのが古着の楽しみのひとつだと思います。今後は小物も展開していきたいと考えています」
買ったけれどクローゼットで眠ってしまっているユニクロの服は、ぜひ回収ボックスへ。古着になったり、難民への衣料支援に充てられる。また、着られなくなってしまった状態の服でも新しい服や資源へとリサイクルされるので、こちらもぜひ!
「回収ボックスは、全国の店舗に設置しています。ユニクロ、ジーユー、プラステで販売された全商品が対象です。一度洗濯してからお持ちください。人の手で適切に選別されるので、穴空きなどの状態を気にする必要はありません。また、ポケットの中身は必ずご確認を! 返却できなくなってしまうので」
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