新素材の採用で懸念だった耐熱耐湿性を確保!
サ時計が全国のサウナーたちから大歓迎を受けたワケとは。山田さんが挙げたのは、次の3つでした。
- 優れた耐熱耐湿性
- サウナモードの採用
- デザイン
まず注目したいのが、「優れた耐熱耐湿性」。このサ時計、設定温度100℃までのサウナで使用できるんです(※腕に着用した状態で15分以内の使用)。
高温下で懸念されるのが、電池の故障です。一般的な時計の保証温度範囲は-10℃~+60℃で、これを超える温度になると電池の性能劣化や液漏れ、発熱、破裂、最悪の場合は発火・爆発する危険性が。そこでサ時計ではカシオで初という特殊な耐熱電池を採用し、高温によるリスクを回避しました。
さらに外装設計担当の小林さんが「苦労した」と話すのが、耐湿性の確保でした。
小林「湿度が高いと本体内に水分が入り込み、画面の曇りや内部の故障を引き起こします。耐湿性の高い素材は金属ですが、サウナで使うと熱くなってやけどしてしまう。それなら熱を溜めにくい樹脂のほうがいいのですが、通常の樹脂の耐湿性は意外と低く、湿気を通してしまうんです」
そこで新しい樹脂素材の開発に着手。ガラス繊維を取り込んだPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)を、やはりカシオの腕時計として初採用するに至りました。
小林「樹脂自体に吸湿性が極めて少ない元素性、特性を持たせるよう、開発しました。これでサウナでも安心して使えます」
ちなみに素材の耐湿性と時計本体の防水性は、まったく別のお話。今作は5気圧防水で、G-SHOCKほどではありませんが、水風呂にバシャン!と飛び込んでも問題ありません。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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