黒くならない対策はある?
それでは鏡がシケにより黒くならないためにできることはあるのでしょうか?
「一度黒くなってしまった鏡はもとに戻すことができません。鏡ごと交換するか、補修ミラーシートを貼るしかありませんね」(きよきよさん)
補修ミラーシートとはシール状になっている薄い鏡のことで、要は上から鏡を重ね張りしてしまいましょうということですね。鏡ごと交換はコストも手間もかかりますし、取り急ぎ上からミラーシートを貼るのもありかもしれません。
しかしできれば黒ずみは発生しないでほしい!「シケ」により鏡が黒くなることは防ぐことができるのでしょうか?
「洗面台の鏡の場合、 『小口防湿(防サビ)加工』と呼ばれる鏡の周囲のみに裏面のシケを防止する加工をする方法と、『全面防湿(防サビ)加工』と呼ばれる鏡の裏面全体に裏面のシケを防止する加工をする方法があります。新築で家を施工する場合などには検討しても良いかもしれませんね」(きよきよさん)
すでに自宅の洗面台の鏡はある……という場合は、日々のお手入れで多少防ぐことができるかもしれません。LIXILによると、
- 鏡表面を柔らかいきれいな布で水拭きし、乾いた柔らかいきれいな布で水分を拭き取る
- 鏡に水や洗剤を直接かけない、お手入れには中性洗剤を使用する
ことでシケの発生をできるだけしにくい状況は生み出せそうです。また、手鏡などの場合は湿気の多い場所におかないようにすることが大切ですね。
いずれにせよ、すでに購入して手元にある鏡は完全に黒くなることは防げないとのこと。どうしても気になる場合には買い替えや張り替えをするしかないようです。
文・撮影/松本果歩
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする
関連記事


















