「このカップ麺、ヤバうますぎる」即席麺マニア絶賛!“冬に食べて損なし”話題のトレンドカップ麺ベスト3【1位は塩の常識を覆す刺激的な味】
執筆者: 食文化研究家/大和イチロウ
【第1位】なんと今年で20回目の発売を迎えた冬限定カップ麺は行き着くところまで来たか!?

ヤマダイ
凄麺 冬の塩ラーメン
¥300(税込)
357kcal
2003年に冬限定で発売された冬の塩ラーメンですが、インスタントラーメン業界では画期的な発売方法だったのです。塩ラーメンは春〜夏に向けて発売される季節商品でした。それを冬限定で出すというほぼ「裏ワザ」的手法は大ヒット。毎年の楽しみにしている方も多いのではないかと思います。
特に今年の冬の塩ラーメンはかなり仕上げてきたので今まで食べられてきた方ももちろんですが、一度も食べたことない方は今回ぜひ購入をおすすめします。
開発には三つのポイントがあるようで、①スープは濃厚、②麺は太く、③その年のトレンドを入れる。この③のトレンドなんですが、今回は「背脂をたっぷり濃厚仕上げ」ということで、スープの濃厚さを堪能できる仕様となっています。
巷ではタンメンブームもきており、濃厚なのに食べやすさとコクの持続性を追求、そして野菜の旨みをしっかりと引き出したのはまさにトレンド全部入り。
凄麺の大きなポイントはこの「具材」。大きめのカットされたシャキシャキ白菜をメインの具材に据え、ニラと別添で付いているニンニクと唐辛子満載の「冬のスタミナトッピング」を仕上げに振りかけることで、スタミナをブーストされたスープに早変わりします。
塩ラーメン=あっさりというセオリーを覆すクリティカルヒットな刺激的な味わいのパンチを浴びせてきます。
寒い冬にぴったりの乳化された白濁豚骨ベースの濃厚かつ背脂を加えたコクの一杯。口当たりがいいのでとっつきやすいが、食べ進めるとお口の中にコクが広がりしっかりとした香味野菜の旨みが余韻に残るのが特徴。特にニンニクの利き方が冬の寒い体にうれしい&クセになる一杯。
凄麺シリーズの大きな特徴はやはり「麺」!茹でてから乾燥させる歯切れ心地よいプリプリな麺がまさに生麺そのもの。角刃の太麺は塩ラーメンでは大変珍しいチョイスとなっています。(一般的には細麺〜中細麺を合わせることが多い)麺が太いことでスープも濃厚にシフトできるので、今までの塩ラーメンにご不満の方はぜひ一度食べていただきたい一杯です。
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で30,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
Instagram:@yamato160
Website:https://yakantei.com/
お問い合わせ:info@yakantei.com
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