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【角上魚類の秘密】なぜあんなに安くて新鮮なのか?「時代に逆行」人件費を増やす理由と意外なヒット商品

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【角上魚類のすごさ①】12月31日に全店で起こる「角上渋滞」とは

角上魚類が1年の中で最も混雑するのは12月31日。大晦日には家族や親戚が集まることが多く、握り寿司や刺身、そして年越しそばのための海老天が飛ぶように売れていきます。

そのためどの店舗も12月31日は午前3時にオープンするのですが、このオープンを目指して多くの客が午前1~2時頃から店の前に車で行列をつくるといいます。これが通称「角上渋滞」です。

「特にロードサイド店では角上渋滞により周辺の道路に混雑を引き起こし、大変ご迷惑をおかけしております。相模原店の場合は16号線沿いまで渋滞が伸びてその長さが2kmを超えることもあって……」(花原店長)

事前に警察署に相談して道路使用許可を取ったり、角上魚類でも警備員を50人以上配置したりするなど、できるだけ近隣への迷惑にならないように努めているといいます。とはいえ、「先着○名は安くなる」といったイベントがあるわけではありません。大晦日は混むからできるだけ早くいかないと売り切れてしまう!と思うお客様が早朝から来店しているのだとか。それにしても午前1時から並ぶのはやりすぎな気もしますが……。

「そうですね、どちらかというとお祭りというか、年末の風物詩みたいに楽しんでくださっている方も多い印象です。31日は早起きして角上魚類に行こう、と考えてくださっているようです」(花原店長)

12月31日は通常の10倍売れるというから驚き。大勢が集まる際に盛り上がるお寿司やお刺身はもちろん、年末年始ということでカニやマグロ、そして年越しそば用の海老天が売れ筋です。

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この記事を書いた人

松本果歩

ライター松本果歩

インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。

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