
日本のお菓子の中でトップレベルの知名度を誇る明治「きのこの山」。今年で発売から50年を迎え、名実ともに世代を超えて愛されるお菓子と言えるだろう。 その偉業を称え、「きのこの山」の素晴らしさをあらためて掘り返してみたところ、ファンを魅了する推しポイントが想像以上にたくさん見つかった。
そこで、おいしさの秘密や、パッケージに込められたメッセージなどに迫るべく、愛ある開発・マーケティング担当者さんを直撃取材。知られざる「きのこの山」の深部に迫る。
CONTENTS
【旅行用の歯磨き粉、使用期限は?】「気付いたら数年経ってた…」花王に聞く衝撃の事実!製造番号「謎解き」を解説
開発担当者に直撃取材を敢行!
カカオ開発部・北澤優里菜さん
「きのこの山」「たけのこの里」両商品の商品企画・開発担当。AIで商品を擬人化したりMBTIを作ったり面白系のアイデアが得意。
カカオマーケティング部・吉田伊織さん
営業や「きのこの山」などの商品企画・開発担当を経て、今年4月から「きのこの山」「たけのこの里」のマーケティングを担当する。
「きのこの山」をもっと深く知るため、この二人に直撃!全きのたけ民が注目すべきポイントや細かい味へのこだわり、知れば必ず共感できる公式キャラクターなど、愛と情熱あふれる話をたっぷり伺いました!
【Topic1】「きのこの山」はチョコありき、クッキーの「たけのこの里」
「きのこの山」と「たけのこの里」、違いは形状や素材だけではなかった!知っているようであまり知られていない両者の根本的な違いについて教えてもらった!
──「きのこの山(以下きのこ)」のおいしさの秘密は?
北澤さん「姉妹品の『たけのこの里(以下たけのこ)』と対比するのがわかりやすいと思うのですが、どちらもチョコレート(以下チョコ)と焼き菓子のバランスのよさを重視した、王道のチョコスナックを目指しています。ですが両商品はまったく違う設計にしています」
吉田さん「『きのこ』はチョコをベースに、どんな焼き菓子を合わせたらいいだろうという設計で開発されました。一方で、『たけのこ』はクッキー菓子の開発に近いんです。同じチョコスナックでも、対極にいる存在です」
北澤さん「『きのこ』はチョコに厚みもありますし、チョコをより楽しめる設計になっています。また、どちらもチョコが2層構造になっていて、味わいが違う2種類が深みのある複雑な味わいを生み出しています」


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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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