
「悪役なのに、子供たちがコスプレをして会いに来る」。そんな異例の現象を巻き起こしているキャラクターがいます。現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に登場する敵幹部、ブーケです。 今回の「ビームス特撮部」は、そのブーケを魅力たっぷりに演じる俳優・まるぴさんが登場! なぜこれほどまでに愛されるヴィランになったのか? そして3話から続く百夜陸王との伏線は? ラストに向けて走り出した作品の裏側を、ご本人に直撃しました。
【小泉孝太郎に直撃】日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』のキーマンが語る見どころは?競馬の世界は「勝負より愛情と情熱」
ブーケ嬢だけでなく、自分のことも愛してくれているのが嬉しい
久芳(BEAMS特撮部) ブーケ嬢は大優勝が続いていますが、反響は実感できていますか?
まるぴ はい。SNSで毎週トレンドに入れてもらっていますし、まるぴとしてのお仕事のときにも会いに来てくれる方がすごく増えました。
久芳 SNSを見ると、自分の娘さんにブーケのコスプレをさせている人がいたりして、悪役として類を見ない人気です。プリキュア並みですよ。
まるぴ あはは(笑)。確かに、会いに来てくれる方の中に、ちっちゃいブーケちゃんがいたりします。しかも、その子が「ブーケ」じゃなくて「まるぴちゃん」と呼んでくれるんです。ブーケだけじゃなく、中の人であるまるぴ自身まで愛してもらえているのだと実感できて、本当に嬉しいです。真摯に取り組んでいる甲斐があります。
久芳 役作りで何か参考にしました?
まるぴ プロデューサーさんからは、とある人気アニメの女の子キャラのイメージを伝えられました。その子は表の顔も裏の顔もあるけど愛される子みたいな感じなのですが、それを聞いて、ブーケはどっちの顔でもかわいくいたいなと思いました。また、ブーケが悪いことをしたとしても、それは本人にとってはテガジューン様やノーワンワールドのためにやっていることなのでよいことと思っている、みたいなところもそのキャラを意識した部分です。
久芳 確かに、ブーケにはそんなまっすぐなところがありますね。
まるぴ 最初の頃に三本木(大輔)さんとよく話していたのが「ブライダンはどんな理由で戦ってるんだろう?」ということでした。悩んでいたのですが、あるとき、行動に100%意味がなくてもいいんじゃないかと気づいたんです。ひとつ指針が自分の中にあればいいのかな、と。だから、ブーケは「自分は慈愛のブーケだ」ということだけを思って戦っているのだろうし、そんなところが皆さんに届けられたらいいなと、クランクインの時から思って演じています。
久芳 それが届いたから、こんな愛されキャラになったのですね。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする
関連記事


















