NASA認定の「月」時計から、コーヒー豆の時計まで
会場内で日本から唯一ブース出展していたのがサン・フレイムです。東京都台東区に本社があり、確かな品質と良心的な時計を生み出してきたメーカー。近年では「MADE IN TOKYO」を打ち出し、こだわり深い個性派モデルも提案しています。
ケースにサファイアクリスタルを使ったモデルをお披露目。受注生産モデルとのことで、高級感が漂っていました。
ブースは小さいながらも、いくつかの新興メーカーも出展。好事家の間で話題を呼んだことのあるアメリカのウォッチメーカー、EONE(イーワン)の姿もありました。視聴覚障害者たちに向けて開発された時計で、内蔵された磁石で小さな玉が駆動。外周が時、内周が分を表し、直接手で触れても時刻確認できる仕組みです。
現地にいたディレクターのカルバン・リー氏が見せてくれたのが、フェイスパーツを付け替えられる新モデル。「インターチェンジャブルシステムを新採用し、気分に合わせて見た目を変える昨今のトレンドに応えました」とのこと。外周部の玉に触れやすいよう正面側のケース径を縮小&多角形化もしたとのことで、着実な進化が見られます。
なんとも立体的な月のオブジェに目が引かれたのが、OVDの「FULL MOON M1」でした。OVDは、2016年にリッキー・ラム氏によって設立された香港と台湾が拠点の時計ブランド。ドーム風防の中央にはリアルな影が描かれた半球状の月が据えられ、時針と同じく12時間で1周するギミックです。月面探査プログラム「アルテミス計画」からインスピレーションを得たという今作はNASA認定モデルであり、公式のムーンウォッチなんです。
OVD発の別ブランドとして、日本の侍文化と伝統的鍛冶技術へのリスペクトから生まれたというブランドのRONIN WATCH(浪人ウォッチ)も展示。写真の「RONIN 02」はダマスカス鋼ケースにティマスカス文字盤と、どちらも個性的なパターンが現れた素材を使用し、オリエンタルな雰囲気を漂わせていました。なお、半数以上はアメリカで販売され、10%近くがアジアとのこと。日本でもこの間までクラファンで展開していたようです。
ドイツからやって来たリリアンタール ベルリンは、コーヒー豆の搾りかすをアップサイクルした、その名もズバリ「コーヒーウォッチ」を展示。このほかにも資源を再利用したストラップを展示したメーカーもあり、ここ香港でもサステナブルの波がやってきているようです。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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