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「日本から撤退か」噂された大量閉店の真相。クリスピー・クリーム・ドーナツがV字回復できた理由

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「無料配布」が話題となり、2時間待ちの大行列

結果的に日本で長く定着していたミスタードーナツとの差別化に成功し、人気が急上昇したクリスピー・クリーム・ドーナツ。1号店のサザンテラス店には連日大行列ができ、購入までに2時間待ちとなることもありました。さらにその人気に拍車をかけたのが、前代未聞の「列に並んでいる人に1個ずつ看板商品の『オリジナル・グレーズド』を配布する」取り組みでした。

日本上陸当時2006年頃の新宿サザンテラス店 大行列が日常茶飯事だった

日本上陸当時2006年頃の新宿サザンテラス店 大行列が日常茶飯事だった

「無料配布は日本だけでなく、アメリカでも行っていたことです。クリスピー・クリーム・ドーナツは気前の良い寛大なブランドだということもあり、1個まるまるあげちゃうと損とか利益とかといったことは考えず、“楽しんでほしい”“ファンになってほしい”という想いが強かったように思います。

そもそも上陸当初はどんなブランドかご存じない方も多いので、列に並んでいる間に食べていただくことで味を知っていただけることも施策の1つでした。そのために1番味に自信があった『オリジナル・グレーズド』を配布していました。他の味を配布したことは1度もないんですよ」(佐々木さん)

唯一無二の美味しさを誇る「オリジナル・グレーズド」

唯一無二の美味しさを誇る「オリジナル・グレーズド」

しかし2010年に無料配布は廃止に。これは日本上陸後の『オリジナル・グレーズド』の国内販売が5000万個を達成したためでした。「もう十分に日本でもクリスピー・クリーム・ドーナツを知ってもらえた」と判断したタイミングだったのです。

「しかし、現在でも新しいエリアに出店する際にはご挨拶の意味を込めて、『ドーナツドロップ』と呼ばれる無料配布を行っています。2025年12月には今年の20周年を記念して全国5か所で『ドーナツドロップ』を実施し、『オリジナル・グレーズド ダズン』(12個入りのボックス)を各会場200箱ずつ配布しました。こうしたサプライズによりブランドを好きになってもらう取り組みは現在でも不定期に実施しています」(佐々木さん)

2025年12月に『ドーナツドロップ』を行う若月社長

2025年12月に『ドーナツドロップ』を行う若月社長

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この記事を書いた人

ライター

インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。


X:@KA_HO_MA

Website:https://monomax.jp/

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