
ホンダの電動モーターサイクル「ホンダ WN7」が、国際的に権威のある「iFデザインアワード」のプロダクトデザイン部門において最高賞となる「iFデザインアワードゴールド」を受賞した。ホンダとしては史上初の快挙だ。1000ccクラスのエンジン車に匹敵する圧倒的なトルクと、思わず息を呑むシームレスな造形美。世界中のデザイン専門家を唸らせた、その革新的な魅力とスペックの詳細をお届けする。
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厳正な評価で国際的に権威のある「iFデザインアワード」
「iFデザインアワード」はレッド・ドット・デザインアワードなどと並んで国際的に権威のあるデザインアワードのひとつ。主催は1953年にドイツ・ハノーバーに設立されたiFインターナショナルフォーラムデザインで、このアワードは設立の翌1954年に創設されて以来、70年以上の伝統と歴史を持つ。
この賞は世界の数千人におよぶデザイナー、建築家、専門家による厳正な評価で高く評価され、世界でもっとも重要なデザインアワードのひとつとされている。
アワードは「プロダクト」「パッケージ」「ブランディング&コミュニケーション」「インテリア建築」「コンセプト」「サービス&システム&プロセス」「建築」「ユーザーエクスペリエンス」「ユーザーインターフェース」の分野で構成され、「iFデザインアワードゴールド」はプロダクトデザイン部門における最高の賞に位置づけられる。
単なる部品の集合体を超えた独自のデザインが高評価
今回「2026年iFデザインアワードゴールド」を受賞した「ホンダ WN7」は、「風になる(Be the Wind)」をコンセプトに、カーボンニュートラル社会の実現を目指す取り組みの一環として開発されたホンダ初のFUN領域向け電動ネイキッドモデル。
2025年9月に欧州で発表され、2026年3月には大阪モーターサイクルショーで日本初公開されている。
バッテリーケースを車体骨格として機能させる構造により、軽量でスペースレイアウトの自由度が高い車体を実現。最高出力は50kWで排気量600ccクラスのICE(内燃機関)車に相当、最大トルクは100Nmで1000ccクラスのICE車に匹敵する性能を備える。
そのデザインは、「機能を研ぎ澄まし、本質を表現すること」を目指し、ライダーが触れるボディ部分をシームレスで滑らかな表面とし、独創的で力強いシルエットを形成しているのが特徴。
シグネチャーライトには特徴的な横一文字のデザインが取り入れられ、カラーリングはブラックを基調に、ゴールドカラーの部品をアクセントとしている。
iFデザインアワードゴールド受賞については、「ホンダの伝統を大切にしながら、クリーンエネルギーならではの美しさを取り入れており、その融合は自然で、本物らしさを感じさせる。
ホンダがこれまでのICEモデルで培ってきた知見や設計思想といったDNAと、電動モデルとしての明確なアイデンティティを見事に融合させている」と高く評価された。
モデル名の「WN7」は、Wが開発コンセプトの「風になる(Be the Wind)」から、Nが「Naked(ネイキッド)」、7は出力クラスを示している。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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