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グレンフィディックで知る奥深いウイスキーの世界!
1杯のウイスキーに対峙し、その歴史や背景に思いを馳せつつ、味と香りを堪能する。そんな静かで満たされた時間を演出するのが、シングルモルトウイスキー。その奥深さは、世界中の人を魅了してやみません。
伸長し続けるシングルモルトウイスキー
ハイボールをきっかけにウイスキーの美味しさを知った人たちが、もっと愉しみたいと、様々なウイスキーを味わうようになった昨今。ウイスキーの成り立ちや歴史などに興味を持ち、ウイスキーを愉しむ人も増えました。これらによってウイスキー市場が活気づき、全体の売上は伸長を続けています。
中でも、注目なのがシングルモルト。大麦麦芽のみを使い1つの蒸溜所でつくられたウイスキーを指し、地域によって味の傾向が異なるのはもちろん、蒸溜所によっても味や香りが異なるのが特長です。バリエーションが実に多彩なため、その美味しさやシングルモルトの深みにはまったファンが増えています。
シングルモルトのパイオニアとして知られるのが、グレンフィディックです。1963年に初めてシングルモルトとして世界に売り出し、その魅力を広めました。50年以上たった現在でもその人気は衰えることはありません。実際、全世界のアルコール飲料市場の情報を提供するIWSRが行った2017年の調査でも、世界で一番の販売数量を誇るスコットランドのシングルモルトウイスキーであることが証明されています。
シングルモルトを試すなら、パイオニアであるグレンフィディックからはじめたいものです。
グレンフィディックがパイオニアたる由縁とは
グレンフィディックが世界から信任を得ている訳は、ウイスキーづくりに情熱を注いだ140年の歴史に秘められています。
1887年、スコットランド北部にあるスペイ川近く。ウイスキーづくりを天職と信じて疑わなかったウィリアム・グラントは、約20年間蒸溜所で働きながら資金と経験を積み重ね、この年に念願の独立を果たしました。資金はギリギリだったため、蒸溜所の建設もウイスキーの製造も妻と9人の子供たちの協力が不可欠であり、まさに一家総出による船出でした。
1923年より、創業者の孫にあたるグラント・ゴードンが家業を継ぎました。世界大戦や金融恐慌、アメリカの禁酒法の影響でスコットランドの蒸溜所は6つにまで減少しましたが、グラントは来る日のために生産量を増加。それが、今日の人気の礎となります。
また彼は伝統のウイスキーづくりを遵守するとともに、これまで誰も手を出さなかった取り組みにも積極的にアプローチ。蒸溜器を修理できる職人や樽製造所を蒸溜所に設置したのも、画期的なことでした。
1961年には、革命的な三角形のボトルが完成。デザイナーのハンス・スフレーヘルによって考案されたもので、ウイスキーづくりに欠かせない水、空気、大麦麦芽が三位一体となったところを表現したものでした。世界中で評判を呼び、グレンフィディックのアイコニックな存在となります。
ラベルには、アイコンである鹿のマークが。グレンフィディックという名称は、スコットランド地方に伝わるゲール語で「鹿の谷」を意味しています。
グレンフィディックは20世紀初頭から海外進出にも力を入れてきましたが、1963年には、シングルモルトウイスキーを世界へ売り出すことを決定します。当時ウイスキーといえばブレンデッドが常識で、シングルモルトは同地だけで消費される地酒扱い。同業他社は「無謀な行為」とあざけりましたが、グレンフィディックのシングルモルトウイスキーは世界に受け入れられ、新しい歴史を刻むことになりました。
その後も、創業家の血筋による家族経営は今日まで継続。蒸溜してから商品化するまで10年以上もかかるシングルモルトウイスキーは長期的視野に立つことが重要で、安定した家族経営が適しているのです。
グレンフィディックの4つのこだわり
創業者ウィリアム・グラントとその家族による手づくりの蒸溜所からはじまったグレンフィディックは、いまや世界中を席巻するシングルモルトウイスキーとなりました。その人気の秘密は、ウイスキーづくりによせるこだわりの深さにあります。
1. ウイスキーの聖地スペイサイドに蒸溜所を置く
グレンフィディック蒸溜所が位置するのは、スコットランドの北部ハイランド地方にある、スペイ川流域。ウイスキーづくりに適した軟水と冷涼な気候があり、この地で採れるモルトは花や果実のようなアロマを生み出します。現在では、モルトウイスキー蒸溜所の約半数がこの地に集中し、スコッチウイスキーの聖地と呼ばれています。
2. 経験豊富な樽職人たちによるおいしさの管理
ウイスキーは、円熟味や旨みを深めるために樽内での熟成が欠かせず、味わいの65%を決めるともいわれています。グレンフィディックは、クーパレッジと呼ばれる樽製造所を併設した数少ない蒸溜所であり、樽づくりからはじまるこだわりが深みのある味わいを生み出している。
3. 創業から同じ蒸溜器で品質を守り続ける
驚きなのは、他の蒸溜所が効率を求め大きな蒸溜器を導入する中、創業当時の小さなポットスチルを守り続けていること。蒸溜器の数は数十倍に拡張されていますが、形状も、直火で加熱する手法もほぼ同様。140年にわたって受け継がれたポットスチルへのこだわりが、グレンフィディックが持つ優れた味わいを生み出します。
4. 6代目マスターディスティラーによる味の管理
ユーザーが口にする最終的な味わいを決定するのが、モルトマスター。熟成期間中にどうしても発生してしまう味のバラつきを見極め、同年代またはより古い年代のウイスキーと一緒に寝かせる後熟(マリッジ)という手法で均一性を確保。伝統の味を今に伝えています。
環境、製法、人。140年にわたって紡がれてきたウイスキーづくりの真髄も、ここに見事に熟成しているのです。
グレンフィディックの愉しみ方を知る
ウイスキーやグレンフィディックの魅力について、「ウイスキーの伝道師」として、講演会やイベント、メディアなどで活躍している佐々木太一さんに話を伺いました。
──ウイスキーの魅力って何ですか?
「語る部分がたくさんあるんです。自然界で偶然できたものではなく、人の手でつくられた酒ですから、蒸溜や貯蔵などの行程全てに人の意思が入っており、そこに工夫やこだわりが生まれます。歴史を紐解いていくと紀元前の蒸溜技術などの話になっていきますし、多額の税金をかけられたような悲しい過去もあります。そんな風にウイスキーには深掘りする愉しさがあるんです。もちろん、いろんな味を飲み比べる愉しさもありますよ。中でも、シングルモルトは面白いです」
──どう面白いんですか?
「シングルモルトの生産量は世界のウイスキーの約1割程度ですが、個性のあるウイスキーを求めると、ここにたどり着きます。甘い・辛い・スパイシーなど、味の違いがはっきり出ているものが多いので、ウイスキーを飲み慣れていない人にもおすすめです」
──おすすめの飲み方は?
「よくウイスキーはストレート、と言いますが、ストレートが一番美味しい飲み方かどうかは飲む人次第。強いて言うなら、ハイボールとロックとストレートで香りや味の違いを感じてもらい、自分は喉ごしを優先するのか、香りを優先するのか、味わいを優先するのかを知って、飲み方を変えてもらうのがいいかなと思います」
──おすすめのシングルモルトは?
「シングルモルトに挑戦したいけど、何から飲んだらいいかわからないという人には、断然グレンフィディックをおすすめします。シングルモルトの中では圧倒的に飲みやすいテイストで、味のバランスがいい。個性が強いものは好き嫌いが分かれがちですが、グレンフィディックは個性が弱いわけでなく、かといって個性が突出せず、全体を丸めるような作り方をしているんです。シングルモルトのど真ん中といえる味。そこが一番の魅力です。それに、世間的に反対されたのにシングルモルトを世に広めた歴史や背景を知ると、もっと興味を持ってもらえると思います」
──どの種類を選ぶのがいいですか?
「12年、15年、18年、21年と4種類ありますが、中でも12年が圧倒的に飲みやすいです。ただこれらは、熟成年数だけでなくレシピも全く異なります。それぞれの個性を理解し、好みの味を見つけてみてください」
シングルモルトの入門編! ハイボールにもおすすめ
仕込み、発酵に由来するフルーティーな香りと味わい、上質なアメリカンオーク樽とシェリー樽で熟成したモルトのヴァッティングによる滑らかで繊細なコクが特長。飲んだ後は、洋梨やレモンを思わせる軽やかさが、口中いっぱいに感じられます。
「1887年の創業時から受け継がれている伝統的な香りと味を持つ1本。香りは洋梨のようなフルーティーさ。味わいもフルーティーでほどよい甘さがあり、4 種類のシングルモルトの中でも、一番飲みやすいと思います。最初のシングルモルトとして、間違いなくおすすめできる味わいです」
業界初のソレラバット製法が生み出す複雑で甘く長い余韻
シェリー熟成で用いられるソレラシステムを、初めてシングルモルトに応用。バーボン樽、ホワイトオーク新樽、シェリー樽の3 種の樽で熟成したモルトウイスキーをソレラバットで後熟して誕生する。フルーティーだがほのかにスパイシー。
「グレンフィディックの革新を語るのに外せません。はちみつのような甘くフルーティーな香り、絹のような滑らかさとほのかにスパイシーな円熟した味わいは、ソレラバットの賜物とも言われています。香りや味わいはもちろんですが、この味がどのように生まれたかを、語りながら飲みたくなる1本です」
小ロット生産で丁寧に作られたシェリー樽原酒の甘く深い味わい
最低18年以上熟成されたスパニッシュオロロソシェリー樽原酒とアメリカンオーク樽原酒を、より厳選してヴァッティングし、最低3ヶ月後熟。スモールバッチ(小ロット)で個別に厳格に管理され、深く、豊かな味わいを表現しています。
「焼きりんごを思わせる熟れた果物に似た香りを持ち、味わいはドライフルーツのような深さと、豊かな樽香。温かみのある長い余韻も特長なので、それを愉しむため、ゆっくりと間をおいて飲みたいですね」
厳選されたカリビアンラム樽による後熟がもたらす重層的な味わい
21年以上熟成されたヨーロピアンシェリー樽原酒とアメリカンオーク樽原酒をヴァッティングし、その後4ヶ月間カリビアンラム樽にてフィニッシュ。いちじくやライムなど、熟成感のあるスムースでまろやかな味わいに複雑さが加わっています。
「フローラルの芳醇な香りを持ち、口当たりはソフト。その後にややドライで、少しスモーキーさも感じ、ジンジャーの後味もする複雑な味わい。まろやかさ、スパイシーさ、甘さもある複雑さは、飲むたびに感じ方が変わると思います」
奥深いシングルモルトの世界。グレンフィディックで、扉を開けてみませんか。
サントリーお客様センター
0120-139-310
https://www.glenfiddich.com/jp/
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取材・文/金山靖、横山博之
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