【※2019年9月10日、メニュー追加しました】
糖質制限ダイエットで一番の困りごとである外食。ですが今は、ファミレスやファストフードなどでも、低糖質メニューが増えています。以前からあったヘルシーメニューが現在の食トレンドを反映して進化したかたち。美味しさにもこだわり、食べやすいメニューとなっています。
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こだわりの糖質控えめの自家製麺を使う『ガスト』
「1日分の野菜のべジ塩タンメン/糖質控えめ・ほうれん草麺に変更」
¥799+税
5種類の野菜が入ったタンメンの麺を、ほうれん草麺に変更でき、通常の麺とくらべて糖質が約45%オフ(※)にできます。
「糖質控えめ・海老と山芋オクラのねばとろサラダ麺」
¥799+税
サラダうどんと糖質控えめ・ほうれん草麺の2種類があり、糖質控えめ・ほうれん草麺の場合、通常の麺と比べて糖質が約45%オフ(※)になります。
(※)すかいらーく社使用の中華麺100g当と比較
「ちりめんじゃこと豆腐のねばとろサラダ(L)」
¥698+税
低糖質メニューとして開発されたわけではないですが、ファミレスでは珍しい豆腐屋さんと同じく大豆から手作りされる糖質低めな自家製豆腐。ヘルシーでお腹いっぱいになるボリュームが女性に人気です。
ガストでは、ファミレス業界では初となる低糖質メニューを、開始。「糖質控えめ・ほうれん草麺は、ほうれん草を練り込んだ自家製ヘルシー麺です。麺の太さ・練り具合・配合など、0.05mm単位で厚みをかえて何度も施策しました。麺は、様々な野菜で研究を行い、おいしさを追求した結果、ほうれん草にたどり着きました」(ガスト広報担当者)。ガストは低糖質メニューを開発するにあたり、美味しさにこだわり、その結果、糖質ゼロではなく、「ゆるめの糖質制限」を採用したそう。
低糖質パンに変更して、ぷち低糖質『ロイヤルホスト』
「アンガスサーロインステーキサラダ/低糖質パンへ変更」
¥1,730+税(低糖質パンへ変更した場合)
人気のアンガスサーロインステーキに、ケールサラダとポテトフリットがついた、ボリュームたっぷりのメニュー。セットで英国風パンとスープがつきますが、英国風パンは低糖質パンへ+50円で変更可能。
このメニューは、ロイヤルホストで人気のアンガスサーロインステーキを気軽に食べられるように開発されています。「ボリューム感があるサラダを作り、主食としてサラダを食べるという、新たな食べ方を提案しています。ステーキを主食としている海外の方達が、ケールなどの野菜を一緒に食べていることをヒントに、ケールサラダを盛り込みました。」(ロイヤルホスト広報担当者)
カリフラワーライスで糖質を大幅削減!『カレーハウスCoCo壱番屋』
「CoCo de オフカレー A(ほうれん草&フライドチキン)」
¥690(税込み)
ライスの代わりに糖質の少ないカリフラワー約120gを使用。ライスも約30g使用し、食べたときの満足感を得られるようにしています。CoCo de オフカレーは(ミニハンバーグ&チーズ)と(イカ&ソーセージ)を含めた全3種類。
以前から低糖質メニューへの要望が多く寄せられており、病気やダイエット中の人でも美味しく食べられるメニューを開発したそう。「ライスを何に置き換えるかが最大のポイントですが、さまざまな食材を試した中で、見た目・食感・カレーとの相性からカリフラワーライスを採用しました。また、トッピングを2種類加えることでボリューム感を持たせ、無理なく糖質制限ができるよう工夫しました」(カレーハウスCoCo壱番屋広報担当者)。
レタスがバンズ!? 意外性あるバーガー『モスバーガー』
「モスの菜摘(なつみ)ソイモス野菜」
¥360(税込み)
バンズの代わりにたっぷりのレタスではさんだ、独創的なバーガー。「モスの菜摘 ソイモス野菜」は、カロリー控えめなソイパティが使用されています。ソイパティとは、大豆由来の植物性たんぱくを使用し、たまねぎ、セロリ、マッシュルーム、レンズ豆、ひよこ豆などを混ぜ合わせ、肉同様の食感を再現した特別なパティ。「モスの菜摘」は、ソイパティ以外にも、「牛肉のパティ」、「チキン」や「フィッシュ」、「海老カツ」など、全部で7種類のメニューがあります。
モスバーガーは、肉の苦手な人や健康を意識されている人など、幅広い人たちがサラダ感覚で楽しめる商品として、モスの菜摘を開発したそう。「もっと手軽においしい野菜を召し上がっていただきたいという想いから具材をバンズ(パン)の代わりに、たっぷりのレタスではさみました。モスバーガーの店舗では全国の約2900軒の協力農家さんが、農薬や化学肥料に極力頼らない方法で栽培した「モスの生野菜」を使用しています」(モスバーガー広報担当者)。
麺がなくても、立派にちゃんぽん『リンガーハット』
「野菜たっぷり食べるスープ」
¥700+税
7種類の国産野菜を480g使用した、麺なしのちゃんぽん。野菜とスープを美味しく食べられるよう、通常のちゃんぽんのとんこつベースのスープに生姜ドレッシングの酸味を加えた、とろみのあるスープを新開発。野菜によくからみ、麺がなくても満足感が味わえます。
そもそも、リンガーハットに以前からあった「野菜たっぷりちゃんぽん」というメニューで、「麺半分」や「麺抜き」という特別な注文をされることがあり、その要望に応えて開発したそう。「国産野菜をたっぷり食べられるよう、スープを新たに開発しました。お好みで、一緒に提供される、生姜ドレッシング、柚子こしょうドレッシングをかけてお召し上がりいただいても美味しいですよ」(リンガーハット広報担当者)
低カロリーメニュー&低糖質メニュー「すき家de健康」がテーマの『すき家』
「牛丼ライト」
¥430(お肉並盛/税込み)
ご飯の代わりに豆腐を使ったヘルシー牛丼。牛肉の下に野菜をしいて、ゆずポン酢がかかって、牛丼の味わいを残しつつ、さっぱりといける味。
「ロカボ牛麺」(冷・温)
¥490(税込み)
食べごたえのあるこんにゃく麺を使用した麺メニュー。牛肉の旨みがとけたスープが麺によくからみ、コクのある味わいが楽しめます。冷・温が選べるので、夏にはよりさっぱりといけるのもいいですね。※ロカボ牛麺は一部店舗では取り扱いなし。
2006年に「牛丼ライト」を、2017年に「ロカボ牛麺」を登場させたすき家。「カロリーや糖質を気にされる方をはじめ、幅広いお客様にご来店いただきたいと思い、メニューに加えました。『牛丼ライト』は、お肉と豆腐とサラダを使っているので、風味を崩さないよう味付けを工夫しています。『ロカボ牛麺』は、優しい味わいのスープに、すき家自慢のお肉を加えて、食べごたえも感じられるよう、こだわっています」(すき家広報担当者)
ライザップが監修し、ボリュームもたっぷり!『吉野家』
「ライザップ牛サラダ」
¥500+税
定番の牛肉だけでなく、鶏肉・ブロッコリー・半熟玉子と、バランスよくたんぱく質を摂れるよう工夫されたサラダ。牛肉を増すと脂質も増えてしまうため、鶏肉や玉子、ミックスビーンズを使用し、低糖質ながら高たんぱく質を実現しました。
吉野家では、糖質を気にしているというユーザーの声が多く、以前から低糖質メニューを考えていたそう。そこで、高たんぱく質・低糖質の食スタイルを世に広めたライザップに「ダメ元で」オファーをしたところ快諾され、上記メニューが完成したそう。「脂質をコントロールしながら、たんぱく質を増やし、毎日食べても美味しいメニューを追求するため、試作を何十回も行いました。もちろん、ライザップさんに公認をいただき、ボディメイクに最適な商品に仕上がったと思っています」(吉野家広報担当者)
肉で野菜をはさんだ豪快&低糖質バーガー『ウェンディーズ・ファーストキッチン』
「ワイルド☆ロック」
¥670+税
世界初のファストフードコラボ店である「ウェンディーズ・ファーストキッチン」の低糖質メニュー。バンズ(パン)の代わりに、四角いビーフ100%パティを使用し、牛肉の美味しさが存分に楽しめます。それと同時に低糖質も意識し、野菜をバランスよく使用しています。
近い将来の低糖質ブームを予想し、2017年8月から発売を開始したという同メニュー。「糖質量をできるだけ下げつつ、食べごたえのある商品に仕上げることにこだわりました。ウェンディーズ自慢のビーフ100%パティと、ファーストキッチンの看板商品であるベーコンエッグが両方とも味わえるよう、具材を組み合わせています」(ファーストキッチン広報担当者)。
シャリ抜き・シャリ1/2寿司、糖質オフ麺と種類豊富『無添くら寿司』
左)「シャリ野菜 えびえびマヨ」
右)「シャリ野菜 とび子サーモン」
各¥100+税
寿司といえば、酢飯を使ったシャリを使うというイメージを覆し、シャリの代わりに、大根の酢漬けを使用した、新感覚の寿司が「シャリ野菜」。大根の酢漬けは、砂糖・塩・醤油・ゆず胡椒を加えた特性合わせ酢で味付けされ、食べごたえがある上に、寿司ネタとの相性も◎。同店通常の寿司と比べて、えびえびマヨは糖質40%オフ、とび子サーモンは糖質65%オフになっています。
左)「シャリハーフびんちょう赤身」
右)「シャリハーフとろサーモン」
各¥100+税
『無添くら寿司』では、タッチパネルで注文する際、シャリを半分にした「シャリハーフ」も選べます。例えば、人気のまぐろやサーモンの寿司もシャリハーフにできます。メニューによって異なりますが、糖質が40%以上オフにできるそう。
左)「7種の魚介 醤油糖質オフ麺」
右)「7種の魚介 胡麻香る担々麺」
各¥390+税
『無添くら寿司』は糖質オフ麺も展開中。オリジナルこんにゃく麺を使用し、醤油糖質麺は95%オフ、胡麻香る担々麺は87%オフにできるそう。
回転寿司なのに豊富な糖質オフメニュー。そのきっかけは、「お寿司屋さんには少ない野菜を使用したメニューを増やして欲しい」というユーザーからの要望だったそう。「開発を重ねるうちに、糖質オフブームが高まりました。それを受けて、米中心の寿司屋としては逆風の流れでしたが、思考をポジティブに変換し、シャリを使わないことを決断。『シャリ野菜』を完成させました」(無添くら寿司広報担当者)。
取材・文/金山 靖
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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