レーシーなスタイリングを気軽に満喫
ストリートからツーリングまで軽快な走りを楽しめる
”速さ”をイメージさせるレーシーなルックスと軽快な走りでバイク好きの中でも若い層に人気の高いカテゴリーがスーパースポーツ。国内メーカー各社も力を入れているカテゴリーだけあって、その完成度も高い。熾烈な争いの中、ヤマハが登場させたのが「YZF-R25」。2014年に登場し、スポーティかつスタイリッシュなスタイリングと優れた走行性能、日常使いでの扱いやすさをバランス良く仕上げ「毎日乗れるスーパースポーツ」を具現化している。今年、マイナーチェンジしたモデルは、世界最高峰のオートバイレースMoto GPに参戦しているマシン「YZR-M1」をシンボルとした新たなデザインを採用するとともに、走りも磨きあげられている。軽量なボディと気負わず気軽に使える250ccという排気量。若い頃、バイクに乗っていた人が復帰するリターンバイクとして、またこれから新たにバイクライフをはじめるファーストバイクとしても人気のモデル。春から、このバイクで楽しく走り始めてみませんか!
「ドクターイエローを徹底解剖」魅力満載!知られざる…裏側、歴史、豆知識を深堀りしてみた【乗り物の人気記事ランキングベスト3】(2025年1月版)
レースイメージをストリートに活かした機能的デザイン
MotoGPマシンYZR-M1の流れを汲むデザインが取り入れられたボディ。滑らかさとシャープな印象を併せ持つフロントカウルからエッジを効かせたデザインのフューエルタンク、そしてスマートながらも躍動感のあるテールへと美しいつながりを見せる。特に印象的なフロントカウルとスクリーンは、空力特性の向上を重点に置いて開発が行われている。フロントカウルは走行風を後方に逃がして空気抵抗を減らしつつ効果的にエンジンを冷却、またスクリーンは周りの空気を整流させ、それぞれの優れた空力特性が空気抵抗によるライダーの負担を減らしてくれるデザインとなっている。
乗りやすさと扱いやすさを両立させたタンクフォルム
通常ライドの扱いやすさだけでなく、サーキット走行においても高い運動性能を発揮できるようにと新たに設計されたフューエルタンク&タンクカバー。ストレートにおいては伏せやすさと制動を、コーナリングの際にはホールド性を向上させている。タンクキャップの位置は従来のモデルと比較すると20mm、ハンドルの位置は22mmダウンし、よりスポーティな走りが実現可能に。
スポーティな走りと快適性をもたらすフレーム&サスペンション
フレームには、35mm径の鋼管製ダイヤモンドフレームを採用。構造解析技術によって軽さとバランスを両立させている。またロングリアアームは左右非対称となるテーパー形状で、リヤモノクロサスペンションと相まって、ハンドリング性能と乗り心地もアップ。さらにこのモデルから、フロントまわりに高い剛性をもたらす倒立式のフロントサスペンションが新たに採用され、よりスポーティかつ快適な走りを楽しむことができるようになっている。
一目で走行状況が分かる液晶メーター
一目でライディング時の情報が分かりやすいフル液晶のディスプレイを採用。バーグラフタイプのタコメーターによって、ライダーのアクセルワークも分かりやすく、またスピードメーターや燃料計だけでなく、シフトアップのタイミングを教えてくれるシフトタイミングインジケーターなど、情報をマルチに表示することで、視覚による認識を高めると同時にレーシングイメージも盛り上げてくれる。
スポーティかつ快適な走りを楽しめるポジション
ハンドルクラウン下にマウントされたセパレートハンドルは、スポーティな印象を与えながらも扱いやすさと快適性にも配慮されている。シートの高さを低く抑えることで、軽く、自然な前傾姿勢となり、無理のないライディングポジションによってライディング時の疲労も軽減してくれる。
YZF-R25
【スペック】
全長×全幅×全高(mm):2090×730×1140
シート高(mm):780
総排気量(cc):249
エンジン:水冷4ストロークDOHC直列2気筒
最高出力(PS/rpm):35/12000
最大トルク(kgf・m/rpm):2.3/10000
燃料タンク容量(L):14
価格:¥599,400(税込)*ABSモデル ¥642,600(税込)
カラー:ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットブラック2、マットディープレッドメタリック3
【問い合わせ】
ヤマハ カスタマーコミュニケーションセンター 0120-090-819
公式ホームページ www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r25/index.html
取材・文/安室淳一 写真提供/ヤマハ発動機
この記事のタグ
モノマックスの記事をシェアする
関連記事