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MonoMax 12月号

11月9日(月)
1136円(税込)

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ここでしか買えない! MonoMax別注企画第三弾! フィーコ「キーケース」の制作秘話をお届けします!

編集部/柚木

今回登場したバイカラーキーケース。7月10日正午予約開始。 W11×H7.5×D2cm ¥9,000(税抜き)

こちらが今回登場したバイカラーキーケース。7月10日正午予約開始。
W11×H7.5×D2cm ¥9,000(税抜き) 先着50個は8月下旬お届け予定。

第1回、第2回と続けてあっという間に予約完売した、MonoMaxと人気ブランドのコラボ企画。 
今回はなんと、日本が世界に誇る革小物ブランドであり、本誌企画「最優秀モノ」で幾度となく最優秀賞に輝いている『ガンゾ』の兄弟ブランド『フィーコ』とのコラボレーション!
この企画に対する思いや、制作に対する姿勢など、同アイテムのデザイナーである三浦由美恵さんと、MonoMax編集長・柚木の対談形式でお届けする。

――MomoMax2014年2月号の誌面で紹介し、大きな反響を呼んだフィーコのリバーシブルトートバッグ。あのバッグと同素材・同カラーのキーケースが別注アイテムとしてついに登場です!

デザイナーの三浦由美恵さん。そしてこちらが大きな反響を呼んだフィーコのリバーシブルトートバッグ。このバッグと同素材・同カラーを採用(MonoMax2月号より)。

三浦 ありがとうございます。あのトートバッグは、あっという間に完売した人気作だったので、お話をいただいたときも「これは売れるな」と確信しました。

――キーケースという限られた空間に札室、コイン室、カード室まで付いています。

柚木 「これひとつですべてが補える」がコンセプトだったので、どうしても要求が高くなってしまいましたが、多くのフィーコ製品から垣間見られる高い技術力を考えたら、きっと実現してもらえると思っていました。

三浦 最初にラフを見たときは、正直驚きました。内部に札室、コイン室、カード室を作らなくてはならないので、どうしても構造が複雑になってしまうので……。とはいえ、私たちが全幅の信頼を寄せている工房や、そこで働く職人のスキルを考えれば問題はないかなと。

中は三層に分かれており、札室、コイン室、カード室まで付いているつくり。高い技術がなくては成立しないデザインだ。

中は三層に分かれており、札室、コイン室、カード室まで付いているつくり。高い技術がなくては成立しないデザインだ。

柚木 サンプルの仕上がりを見たときは驚きました。まさに希望通り。ちなみにデザインの面で難しかった点はどこでしょうか。

三浦 やはり、全体のバランスですね。札室は折って収納するタイプですが、高さの調整が難しかったです。札が見えるか見えないか、という絶妙のバランスを取るのに苦労しました。

――先ほど工房のお話が出ましたが、製作はどちらでされているのでしょうか?

三浦 都内にある工房です。他社に知られると仕事の依頼が集中しそうなので、あえて名前は伏せておきます(笑)。いずれにしろ、間違いなくスキルは日本でトップレベルです。サンプルの製作はもちろん、生産もお願いしています。

柚木 そうなんです。今回の別注アイテムは、使用している2種類のレザー(ネイビー:シュリンクレザー/ホワイト:角シボ型押し)も兵庫県・たつの市の有名タンナー産なので、実は完全ジャパンメイドなんです。

――この製品を手がけるにあたって、職人さんたちが苦労した点ってありますか?

三浦 革の厚み、かたさによって底の吊り具合が変わるので調整が難しい点と、ファスナーの貼り込みを左右均等にすること、さらに角の丸みをきれいにするのが難しかったと言っていました。とはいえ、今回お願いしている工房には、これらの作業を行える方が10人もいるんです。

商品は1点1点手作業で作られる。安心の日本製であることに加え、最高のクオリティでお届けする。

商品は1点1点手作業で作られる。安心の日本製であることに加え、最高のクオリティでお届けする。

柚木 さらっとおっしゃられましたが、それは凄いことですよね。海外の工房を考えると、1つの場所にそんな熟達した職人さんがたくさんいるとは考えにくいですから。

――海外生産と日本生産にはどういった違いがあるのでしょうか?

三浦 トップレベルの職人さんを比較した場合、やはり日本の職人さんの方が圧倒的に上だと思います。例えばサンプル作りに関してなどは、やはり日本の職人さんは安心できます。通常、サンプルをベースに生産を行うわけなので大切な要素ですよね。その生産も常に現場でチェックし、管理ができる部分が大きいと思います。簡単に言えばクオリティコントロールですね。

柚木 そういった意味でも、このアイテムは日本生産にこだわりました。編集部のアイデア、三浦さんのデザイン、そして日本の工場や職人さんたちの「匠」が三位一体となって、今までにない最高クオリティのキーケースが仕上がりました。

三浦 「匠」と言えば、このキーケースは、一流の職人にとって必要な技術のひとつ「刻み」という技法を一部箇所に採用しています。一般的にヘリ返しをした角の部分を美しくする「魅せる」技なのですが、このキーケースは、見えない部分にもこの「刻み」が使われているんですよ!

高い職人技術の結晶がこちらの刻み。見えない部分でこれだけの手作業が行われていることは非常に稀。

高い職人技術の結晶がこちらの刻み。見えない部分でこれだけの手作業が行われていることは非常に稀。

柚木 「刻み」は見える箇所にする技と認識していましたが、見えない箇所にするのには何か理由があるのでしょうか?

三浦 角の丸みをきれいに出して厚みを均等に保つことが可能になります。安価に作られている製品などでは、2~3回折り返してハンマーでつぶす程度ですが、このキーケースの場合はしっかりと12回程度刻んでいます。この辺りの妥協のない姿勢も、今回お願いした工房、そして日本生産の魅力だと思いますね。

柚木 魅力がさらにアップしました(笑)。国内名門ブランド、フィーコだからこそ実現できたオールジャパンの逸品! 素晴らしいアイテムをありがとうございます。

――最後にこのキーケースに対する思い入れをお願いします。

三浦 コンパクトな3辺ジップのキーケースをベースに、札室、コイン室、カード室などたくさんの要素がつまった本当に便利なアイテムだと思います。必要なモノがすべて収納できるので、ちょっとしたお出掛けはもちろん、場合によってはメインにしてもいいかもしれません。モノの本質を知っているアクティブな大人の男性に使っていただきたいですね。ぜひ、ジャパンメイドの素晴らしさをご堪能ください!

文/藤原雅士 撮影/村本祥一(BYTHEWAY)・西村廣紀 モデル/タカシ 
スタイリング/高塩崇宏 イラスト/本山和樹

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