ホットサンドは、家庭でもキャンプなどでも人気の手軽な食事です。でもパン2枚で挟むので、案外ボリュームが多くて、ひとりで食べるにはちょっとヘビーだったりします。
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そんな中、4w1hの「ホットサンドソロ」はパン1枚で作るホットサンドメーカーで、ひとりでもちょうどいいサイズのホットサンドが作れることがウリ。
昨年秋に発売されて以来、主にアウトドア方面から口コミで話題になり、一時期入手困難になっていたアイテムです。今回はこのホットサンドソロの使い勝手をチェックします。
ものづくりのまち、燕三条からリリース
4w1hは、金属加工で有名な新潟県の燕三条の製造メーカーと、新潟市のプロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーたちが手を組んだ「燕三条キッチン研究所」が発信するブランドです。
「5w1h」から、where(=キッチン)を覗いて、「そもそも」「いつ」「だれが」「なにを」「どのように」というキーワードで、キッチンツールを再編集します。
その第一弾の製品として登場したのがこの「ホットサンドソロ」で、食パン1枚に具を挟んで2つに折り曲げる形でできるホットサンドメーカーです。
本体のハンドル部分は板バネになっていて、それを持ち手の後ろにあるリングで固定することで、パンをしっかり挟み込めます。
本体のパンを挟む部分はちょうど食パン半分の大きさ。試しに食パン2枚で作る一般的なホットサンドメーカーとサイズを比べてみると、そのコンパクトさがよくわかります。
実際に重さを比べてみると、2枚用が1kgを超えているのに対して、ホットサンドソロは約400g。大きさ、重さともに大きく違います。確かにこれなら、荷物をなるべくコンパクトにしたいアウトドアで人気になるのは当然でしょう。
何を作ってもおいしいし、食べやすい
それではホットサンドを作ってみましょう。基本的には、開いたホットサンドソロに食パンを載せて、そこに具材を入れて挟んで焼くだけです。
手軽なソーセージとチーズのホットサンド
太めのソーセージを用意して、レタス、チーズと一緒に挟んでみました。味付けはケチャップとマスタード。大きめの具材ですが、板バネが強いのでしっかり挟めます。
具材を挟んだらあとは焼くだけ。ガスコンロなどで焼くときに、どっちの面を焼いたのかがわかりやすいように、本体は表と裏で色が違っています。
コンロで片面3分ずつほど焼いたらできあがりです。パンに4w1hの焼印がつくのもちょっとかわいいです。
周囲のパンがギュッと圧縮された部分は、カリッとしていて、中のソーセージはあつあつで、チーズもとろとろでほんとうにおいしい。少しはみ出したケチャップとチーズも焦げた感じになって、それもまた美味です。
しかも大きすぎないので持ちやすいし、食べやすいのもうれしいポイント。子どもでもぱくぱく食べられます。
ボリュームあるコロッケサンド!
キャベツやレタスの千切りに惣菜のコロッケを載せて、ソースをたっぷりつけて挟んだコロッケサンド。
コロッケまるまる1個を挟むのは難しいかと思いましたが、閉じるときに注意しながら、ゆっくり行えば大丈夫でした。これ一個で十分ごはんになるほどのボリューム感がありました。
栄養バランスのいBLTC
ベーコン、レタス、トマト、チーズという栄養バランスのいいBLTCを作ってみました。朝食やランチにぴったりのホットサンドです。
本体をフライパンがわりにして、ベーコンだけを先に焼いておき、それからパンに挟んで食べると、かりっとしたベーコンの食感を楽しめます。
デザートにほぼまるごとバナナ
ホットサンドソロは、実は焼かないで使っても楽しめます。食パンにホイップクリームとバナナを載せて、まるごとバナナ風のデザートを作ってみました。
さすがにバナナ1本は入らなかったので、パンのサイズにカットして、ホイップクリームの上に載せました。アクセントにはちみつとシナモンパウダーを載せて挟みます。
焼かずにしばらくそのまま置いておくと、いい感じに閉じられてできあがりです。少しバナナをカットしたので「ほぼまるごとバナナ」です。手軽に作れておいしいデザートです。
ホイップクリームのかわりにカスタードクリームを使って、いろいろなフルーツを載せてから、軽く表面を焼いてもおいしいです。
手軽に作れて食べやすいから用途が広い
久々にホットサンドを食べてみると、改めてホットサンドの手軽さやおいしさが見えてきました。それがパン1枚でできるようになると、ちょうどいい量で、とても食べやすくなることも実感します。
ひとり分をさっと作ることができるので、朝食や夜食にもぴったり。また家族分を作るのでも、ひとりずつ好みの中身で作れたりします。
パン1枚で作れるということがとても重要で、この製品は、ホットサンドの再発明といってもいいかもしれません。ぜひ一家に一台用意したいアイテムです。
(取材・文・撮影/栗山琢宏)
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