馬具ルーツのメーカーが放つ“美”バッグが新しい！

日本屈指の馬具メーカー「ソメスサドル」。天皇即位の礼などの式典で宮内庁からオファーがあるほど認められる由緒正しきブランドです。そんな品行方正、質実剛健を地でいく「ソメスサドル」がこの度新しいチャレンジを敢行しました。

しぼりコミューターバッグ　165,000円（税込）※オーダー価格

それが、“しぼり”という馬具に由来する伝統技法を、現代人向けのコミューター（＝通勤者）バッグに落とし込むというもの。昨今のノマドワーカーやスマートなビジネスパーソンに向けた必要最小限に絞った荷室と、モダンなルックスを兼ね備えた新時代のバックパックとなっています。ひとえに見た目と使い勝手、となればあらゆるバックパックと差別化はできませんが、「ソメスサドル」だからこそなディテールがあるから一味も二味も違うバッグが誕生したんです！

“しぼり”によって実現した立体美

“しぼり”とは、革を立体的に成形する技法を指します。プラスチックなどの成形しやすい人工素材とは異なり、天然素材の革はなかなか言うことを聞かないもの。幾度となく失敗を重ねながらもしぼり技術を獲得し、そうして得た成形技術を最大限活用した美しいカーブをフロントパートへと採用。この曲線美が、今までにない高級感と機能美を両立させることに成功したんです。

馬具由来のディテールが男心をくすぐる

馬具メーカーらしい馬具スピリッツを随所に感じられるのも独特なポイント。まずはハンドルですが、こちらはサドルホルダーをモチーフにしており、普通のミシンでは敵わない厚手の革に太い糸で縫い合わせ強固な作りに仕上げています。

続いてはステッチワークです。強い⾰に負けないステッチも⾺具に由来するもの。太番⼿の⽷を特殊なミシンや箇所によっては⼿縫いで仕上げられています。ソメスサドルの⼿縫いは「⼆本針」という技法が採⽤されており、⾰の内部で⽷を交差させることで、万が⼀、⽷が切れたとしてもほつれが広がることはありません。

他にも馬具スピリッツを感じるディテールや使い勝手に長けた機能など細部にまでこだわって作り上げられています。

日常の中でセンスが垣間見えるデザインに

外観はシンプルでありながら“しぼり”による曲線美が放つ高級感を味わえる仕様。このモダンな佇まいですから、カジュアルシーンはもちろんのことスーツスタイルでもビジネスシーンでもしっかりとマッチしてくれます。それだけでなく、これまでになかった美しさでライフスタイルに彩りを与えてくれるはずです。

ファッションのプロも太鼓判！

アントリム代表　小塚源大さん

日本有数のセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」から独立した後、国内外のブランドPRを請け負うuntlim（アントリム）の代表を務める小塚源大さんもソメスサドルの新作バッグに目を光らせています。

「モノの良さ、質の高さ、このあたりはソメスサドルは折り紙付きですが、ライフスタイルに寄り沿う新しいカタチを見つける嗅覚も素晴らしいものがあります。トレンドを生むものというのは得てして、それ自体が先行しがちですが、このコミューターバッグは使う人のペルソナにきちんと寄り添ってくれる。そんなプロダクト……そうですね、ファッションアイテムというより工業製品や道具といった感覚でしょうか。使う人の手となり、足となる。長い間、傍らに置いておきたくなる、そんな逸品だと感じました。」（小塚さん）

ブランド初となるクラウドファンディング！

今回の新たな試みはバッグだけでなくその販売チャネルにもあります。国内に店舗を構える「ソメスサドル」ですが、今作においては初めてクラウドファンディング方式を採用しました。詳しくは未来ショッピング（ソメスサドルページはこちら）から。また一部店舗ではサンプル展示していますので気になった方はぜひお立ち寄りを！　ちなみに販売当日にすでに目標金額を達成しているとのことで、早速かなりの注目を浴びているようです。

＞SPEC＜

サイズ：W265 x H380 x D90cm／容量：9.0l／重量：1200g

仕様：PCスリーブ（13インチまでのノートパソコン）、メッシュポケット、アンブレラ＆ドリンクホルダー、背面ユーティリティポケット、長さ調節可能なストラップ

取材・文／小林大甫