”涼”ヘルメットはじめました！

”暑さ”、”疲労”、”不快”を軽減させるヘルメット

　バイクに乗る際、必須のヘルメット。安全にバイクに乗るために必要なものではあるが、特に湿度の高い梅雨の時期や暑さが厳しくなる夏場のヘルメット装着は、ライダーにとって憂鬱で深刻な問題。暑さが故、この時期は顔が全面に出るオープンフェイスタイプのものを活用するライダーも多いが、安心面ではフルフェイスタイプのものを活用したいところ。そこで今回紹介するのが、Kabutoが新たに登場させる「SHUMA（シューマ）」。このヘルメットは空冷性能をより高め、走り出した瞬間からヘルメット内部に風の導入を感じることができる新設計のクーリングシステムと風が通り抜ける涼しさを体感できる新感覚の内装を備え、暑い時期の蒸れや不快感を抑えてくれるヘルメットとなっている。現状、新しいヘルメットの購入を考えている人や買い替えを検討している人は是非、候補のひとつに入れて欲しいアイテムとなっている。

風を多く取り込んで涼しさに変えるシステム

走り出した瞬間から風を感じることができる、ウルトラクールシステムと呼ばれる新設計のクーリングシステムを搭載。空気を取り込むベンチレーションホールを風洞実験やCFD解析によって、走行時のヘルメットの角度に最適な向きになるような配置が行われ、それによって低速域から風を感じることができる。また、ベンチレーションホールから取り込んだ風を効率的にヘルメット内部に流すように設計された内装（内装厚み分布の最適化やホットプレス加工による厚みの強弱、そして縫い目の少ないシームレスなフィッティング）が相まって、ヘルメット内部を風が快適に通り抜け、これまでにない涼しさを実現している。さらにインナーパッド部分には、繊維状の細菌の増殖を抑制するDEOFACTOR®の「制菌加工」が採用され、より快適な内装を保つことが可能となっている。

熱線による温度上昇を抑えるシールド

涼しさにこだわった「シューマ」は、シールドにもこだわり、UV（紫外線）とIR（赤外線）の両方をカットする、帝人株式会社の高機能ポリカーボネートをシールド素材に採用されている。このシールドの熱線遮蔽性能によって、太陽光による温度の上昇を抑え、クリアな視界を保ったまま、ヘルメット内部への熱伝導を低減させ、暑い日のライドをサポートしてくれるというわけ。また、シールドの素早く楽な交換を可能にしたカバーレスのシールド交換システムを採用し、シールドの曇りを抑える100％MAX VISIONピンロックシート（＊別売）にも対応している。

ライダーに嬉しい装備も充実

スタイリッシュ＆コンパクトなフォルムのシェルには、バイクライドを快適にしてくれる装備が充実。シェル付近の気流をコントロールし、風圧による負荷を軽減させ、安定感を生むKabutoの特許システム、ウェイクスタビライザーPAT.をはじめ、メガネやサングラスのスムーズな装着を可能にした眼鏡対応のチークパッドやいまやライダーの三種の神器となったインカムの取付を考慮した専用取付スペースの設置、また走行中に発生するあご付近からの風の巻き込みを軽減させるウィンドシャッターNo.7にシールドの曇り除去に貢献するブレスガードNo.9、そしてワンタッチであご紐の脱着、微調整を可能としたマイクロラチェットバックルの採用等、ライダーに嬉しい装備が満載。

実際被ってみるとフィット感が良く、確かに低速から風の導入を感じられる。中速、高速になるにつれて頭上を風が吹き抜けていく感覚が得られるとともに涼しさが増し、特に暑い日のライドでは効果的だと感じた。また、コンパクトかつ軽量なシェルは、首も動かしやすく疲労を抑え、それは最終的には安全性にも繋がってくる。カラーは、パールホワイト、ブラックメタリック、フラットブラック、ガンメタ、シャイニーレッドの5色を用意。また、激しく燃え盛る”炎”を表現したFLAME（フレーム）と冷たく輝く”氷”による静けさを表現したFROZE （フローゼ）といった個性的なグラフィックモデル（各3色）もラインナップしている。機能充実な上、価格帯も2万円代後半から3万円代前半とお手頃、夏場でも快適にバイクに乗りたい人、新しいヘルメットの購入を考えている人は、ぜひ選択肢のひとつに入れて欲しい製品となっている。