1月13日(金)〜15日(日)の3日間、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」。カスタムカーや関連製品の展示会としては国内最大級を誇り、クルマ好きをはじめとする乗り物好きが毎年楽しみにしているイベントとなっている。今回も前回同様コロナ禍での開催となったが、人数制限等の規制も緩和され、前回の開催総人数12万6869人に比べて今回は17万9434人と5万人強ほど増え、また「東京アウトドアショー2023」との併催で会場は盛り上がりを見せていた。またイベント自体の変化が感じられ、以前のようなド派手なカスタムカーの展示はやや少なくなり、会場では昨今のアウトドアブームによるアウトドアライフを意識したカスタムモデルや次世代に繋がるモビリティとしてEVなどが多く見られるようになっていた。今回はそんな会場内をまわり、見つけた注目の車両をご紹介。
乗り物の未来を考えたモデル
トヨタガズーレーシングのブースに展示されていたのは、ハチロクという通称で知られるクルマ好きであれば誰もがご存知のAE86レビン&トレノ。愛車を守るカーボンニュートラルと称し、トレノはミライの高圧水素タンクを搭載して水素エンジン対応車両に改造、レビンはレクサスで培った電動化技術にタンドラHEV用のモーター&プリウスPHEV用バッテリーを使用し、EV車両へと改造したものを発表した。
ホンダブースでは、新開発の直噴4気筒2.0Lエンジンとハイブリットエンジンを組み合わせた「スポーツe:HEV」を搭載するSUV「ZR-V」とハッチバック「シビック」をベースにHONDA純正アクセサリーによってスポーツを視覚から感性に訴えかけるカスタマイズを提案するモデルが展示されていた。
ニッサンブースに展示されていたのはキャラバンをベースとした”Power Base for PRO”と名付けられたコンセプトモデル。こちらは、日産とJVC ケンウッド、フォーアールエナジーという3社が共同開発するポータブル電源を4基搭載し、可動式工具棚や冷却と除菌効果のある空調システム、車内で快適に過ごせる機器も備え、その全てをポータブルバッテリーから給電。さまざまな現場でプロの活躍をサポートする基地の実現、移動可能な事務所となっている。
さらにEV商用車を展開するHW ELECTROのブースには、ワイド&ロングなEVモデル「HWE ELEMO-L」が誇るビッグスペースを個人のホビールームへとカスタマイズした車両も展示され、モビリティの楽しみと可能性を提案していた。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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