日産の軽スーパーハイトワゴン「ルークス」がマイナーチェンジされて登場、ますます「小さなセレナ」となったと話題を呼んでいる。従来より質感の高さで好評だったが、「躍動感」「高級感」「安全性能」にさらに磨きをかけ、軽自動車と侮れない存在感を示している。
フロントの表情やインテリアは、セレナを意識して設計?
初代「ルークス」は2009年にスズキ パレットの姉妹車として誕生し、2014年に発表された2代目は三菱自動車工業から供給を受けて「デイズルークス」と名前を変えて登場。現行型は2020年に登場した3代目で、日産と三菱の合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産が企画・開発を行い、車名は再び「ルークス」に戻っている。
ちなみに車名の「ルークス=ROOX」は英語の「Room(空間)」と「Max(最大)」を掛け合わせた造語で、ゆとりある室内空間を表現している。
今回のマイナーチェンジのポイントは、標準モデルとハイウェイスターの2本立てというラインナップ、広い室内や便利で快適な使い勝手、安定感のある走行性能などはそのままに、エクステリア、インテリアをさらに上質に仕上げ、安全装備の充実を図ったこと。
エクステリアではフロントグリルに新しいVモーションを採用。スタンダードなルークスシリーズはヘッドランプとグリルを一体化し立体感を強調し、エアロパーツを備えたハイウェイスターシリーズはワイドに進化したデジタルVモーションとバンパーを組み合わせることにより存在感を高めた。
ボディカラーはカシスジュレをイメージした「カンジュクカシス」を新色として追加。ルークスシリーズは2トーン2色とモノトーン7色、ハイウェイスターシリーズは2トーン5色とモノトーン7色を用意し、全19色の多彩なバリエーションを揃える。
質感の高さで好評のインテリアは、インストルメントパネル、ドアトリム、シート地に新しい色彩を採用。中でも、ハイウェイスターGターボ、ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションは、カシス色のアクセントステッチが印象的なレザー調のインパネを配置し、洗練されたデザインとしている。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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