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【待望のランクルがついに】トヨタが新型ランドクルーザー「250」シリーズを公開。2024年前半に日本で販売開始

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トヨタが新型ランドクルーザー「250」シリーズを公開

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トヨタ自動車がランドクルーザーのニューモデル「250」シリーズのプロトタイプを世界初公開した。ランドクルーザーの中でも、悪路走破性をベースに扱いやすさと快適性を付与したライトデューティーモデル「プラド」シリーズの後継となると思われる。日本では2024年前半の発売を予定している。

なお、ヘビーデューティーモデルのランドクルーザー「70」シリーズが、今冬、継続販売モデルとして日本に再導入することも明らかになった。これにより、日本で再びランドクルーザーの全3シリーズが揃うことになる。

「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」

勢揃いした歴代ランドクルーザーランドクルーザーの歴史は、トヨタの歴史そのものだといっても過言ではない。1951年、警察予備隊の要請で初代ランドクルーザー「トヨタBJ」の開発は始まった。まだ「カローラ」や「クラウン」でさえ生まれていない時代。日本以外で、トヨタの名前を知る人はいない頃のことだ。

岩肌がむき出した富士山の酷く険しい斜面や馬でしか行けないような場所で開発が進められ、史上初めて富士山の6合目に到達するという偉業を達成。その結果、国家警察のパトカーとしても採用された。

それ以来、ランドクルーザーは「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として、約170の国と地域で累計1130万台を販売。このクルマだからこそ行き来できる場所で、人の命や暮らしを支えてきた。トヨタの技術力の礎は、このランドクルーザーの開発をとおして作り上げられたとも言われている。

そしてその血統は、「70」シリーズへと受け継がれ、フラッグシップとして進化を担うステーションワゴンの「300」シリーズ、悪路走破性をベースに扱いやすさと快適性を付与したライトデューティモデルの「プラド」シリーズを加えて、ランドクルーザーは3シリーズで展開されてきた。(「70」シリーズは日本市場へは導入中断)

高級・豪華な雰囲気からリアルオフローダーへ

今回、プロトタイプが公開された「250」シリーズは、悪路走破性をベースに扱いやすさと快適性を付与したライトデューティモデルで、これまでの「プラド」シリーズの後継にあたるとされる。

今回プロトタイプが公開された「250」シリーズは「プラド」シリーズの後継にあたるライトデューティー系については、これまで世代の進化を追うごとに高級・豪華な路線にシフトする傾向にあったが、「250」シリーズの開発にあたっては、「ランドクルーザーは人々の生活、地域社会を支えるためのクルマであるべきで、より多くの人の生活を支えるライトデューティーモデルはユーザーが求める本来の姿に戻す必要がある」という基本的な考え方のもと、方針を変更。「質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」というランドクルーザーの原点に回帰する方向で開発が進められた。

基本デザインは高級・豪華な雰囲気からリアルオフローダーらしい機能性を感じさせるものへとシフト

基本デザインは高級・豪華な雰囲気からリアルオフローダーらしい機能性を感じさせるものへとシフト基本デザインは高級・豪華な雰囲気からリアルオフローダーらしい機能性を感じさせるものへとシフト。「300」シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用し、オフローダーとしての基本性能を大幅に向上しつつ、ユーザーの生活と実用を支えるクルマとして、オフロード・オンロードを問わず操縦のしやすさと快適性を向上させるべく開発を進め、壊れにくく、たとえ壊れても修理しやすい設計を各所に取り入れつつ、ニーズに応じたカスタマイズにも配慮した。

丸型風と角型風のヘッドランプなどで異なる2種類の「顔」で登場

丸型風と角型風のヘッドランプなどで異なる2種類の「顔」で登場なお、今回発表されたプロトタイプでは、丸型風と角型風のヘッドランプなどで異なる2種類の「顔」で登場したが、購入してからもうひとつの仕様に変更することも可能になっているという。ちなみにシートレイアウトは2列5人乗りと3列7人乗りがある。

Reliable、Timeless、Professionalをキーワードに外装・内装をデザインシートレイアウトは2列5人乗りと3列7人乗りを用意パワートレーンは仕向地によって様々な仕様が設定されるが、ランドクルーザーとして初めてハイブリッドが登場したのは注目ポイントだろう。

トヨタ ランドクルーザー 250シリーズ プロトタイプ 主要諸元

「質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」というランクルの原点に回帰壊れにくく、たとえ壊れても修理しやすい設計を各所に取り入れた

●全長×全幅×全高:4925×1980×1870mm
●ホイールベース:2850mm
●タイヤサイズ:265/70R18
●主なパワーユニット
●2.4L ガソリンターボ ハイブリッド(330PS/630Nm)
●2.4L ガソリンターボ(281PS/430Nm)
●2.8L ディーゼルターボ 48Vマイルドハイブリッド(204PS/500Nm)
●2.8L ディーゼルターボ(204PS/500Nm)
●2.7L ガソリン+6速スーパーECT(163PS/246Nm)

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この記事を書いた人

近藤暁史

ライター近藤暁史

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!

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