本田技研工業が2023年秋発売予定の新型「N-BOX(エヌボックス)」に関する情報の一部を公開した。まずエクステリアとインテリアのデザインを公開、今後順次、グレード編成や車両価格、主要諸元など詳しい情報をホームページで発表し、8月中に先行予約の受付を開始する。
登録車も含めて「日本でもっとも売れているクルマ」
2011年12月に発売された初代N-BOXは、ダイハツ タントやスズキ パレットなどがヒットしていた軽乗用車のスーパーハイトワゴン市場に参入。後発ながら、センタータンクレイアウトによる広い室内空間、大きなリアゲート開口部がもたらす使い勝手の良さ、軽乗用車とは思えない質感と走行性能などが評価されて、たちまち人気となった。
2017年に登場した2代目ではその魅力さらに増して、登録車も含めて「日本でもっとも売れているクルマ」となっている。
この初代、2代目の大成功を受けて、3代目となる新型N-BOXが2023年秋に登場するが、その開発テーマは「乗る全ての人にとって幸せな時間を提供できる存在となること」。今回はまずそのエクステリアとインテリアのデザインが公開された。
従来同様、「N-BOX」と「N-BOX CUSTOM」の2タイプを設定
新型N-BOXはこれまでと同様、シンプルで親しみを感じさせるデザインの「N-BOX」と、品格のある佇まいと高性能を感じさせるデザインの「N-BOX CUSTOM」の2タイプを設定。
「N-BOX」は丸穴デザインのフロントグリルや人の瞳を想起させる造形のヘッドライトを使用し、シンプルと親しみやすさを表現。またオフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディと同色のフルホイールキャップを採用した「ファッションスタイル」パッケージを新たに設定した。
一方「N-BOX CUSTOM」は、立体感のある造形のフロントグリル、フロントの横一文字ライト、ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト、クリアレンズのリアコンビネーションランプ、ロー&ワイドな見え方と空力性能を考慮した専用のエアロデザインを採用。
CUSTOMには、ダーククロームメッキ加飾のフロントグリルやリアライセンスガーニッシュ、ブラックアルミホイールなどが特徴の「コーディネートスタイル」パッケージを設定した。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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