1983年に誕生したTANKER(タンカー)シリーズは、PORTERを語る上で欠かせない存在。まさにブランドの代名詞ともいえるでしょう。いつの時代も不変的な素材感や佇まいを堂々と誇っているタンカー、その魅力に引きつけられる人もきっと多いのではないでしょうか。
そんなタンカーが、これからもタンカーであり続けるにはどうすべきか?この問いに向き合った結果たどり着いたのが、今回注目したい「ALL NEW TANKER」という取り組み。具体的には何を行うのかというと、2024年春、新しいTANKERは 100%植物由来のナイロンに生まれ変わるのです。
「ALL NEW TANKER」において、新しく採用される100%植物由来のナイロンは、東レ㈱との共同開発で生まれました。東レ㈱はグローバルに活躍する合繊メーカーとして知られていますが、日本で初めてナイロンの事業化を開始して以来、長い歴史の中で発展させてきた設備、そして技術で タンカーの求める品質を徹底的に再現したのです。
今回誕生したナイロンの由来資源は「トウモロコシ」と「ヒマ」。強くしなやかな素材感が特徴です。また、このようにもちろん石油などの化石資源を使っていないわけですが、それに伴って温室効果ガスの排出量の削減にも成功しています。
素材が生まれ変わると聞くと少々不安に思うかもしれませんが、心配はいりません。なぜなら、これまでのナイロンと同等、または項目によっては、それ以上の品質を担保した革新的な糸と言えるほど、自信にあふれた素材だから。「何も変わらず、何もかもが変わる」と掲げられているように、タンカーの新たな姿に期待が高まりますね。
誕生から 40周年を迎えたタンカーによる、未来を見据えたメイド・イン・ジャパンの挑戦から今後も目が離せません。
問い合わせ:吉田 TEL:03-3862-1021
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ライター観山 栞
ウェブを中心に活動中。グルメ、アート、インテリア雑貨、ファッション、スニーカーなど得意ジャンルは幅広い。商品開発担当者へのインタビューなど、取材経験も豊富。趣味はスイーツ巡りや美術館に行くこと。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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