女性の更年期と異なり、年齢に関係なく発症する可能性がある男性更年期障害。たとえ症状がなくても、原因や対策、クリニックでの検査方法について予習し、心の準備をしておこう。
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あらためて……男性更年期とは?
教えてくださったのは
市ヶ谷ひもろぎクリニック/土井直人先生
東京大学付属病院泌尿器科の医局長などを歴任し、同クリニックの男性更年期外来専門医。男性更年期障害、泌尿器科一般などが専門。
症状は様々だがメンタル面が多め
「男性更年期の症状は様々ですが、大きく分けると4つの症状があります。❶メンタル面で、たわいもないことで不安になったりイライラしたり、モチベーションが低下したり、よく眠れなかったりという症状。❷体調面では、疲れやすくなる、体がほてるなど。❸性機能の減少。性欲がないとか、朝元気がないとかですね。❹排尿症状もあります。頻尿になって、夜中に何度も起きたり。日本では、メンタル面での症状を訴える方が非常に多いですね」(土井先生)。
ホルモンの減少と環境要因がカギ
「男性ホルモンの量は20代後半をピークにして徐々に下がっていきます。男性ホルモンのなかでもテストステロンは筋肉や精子を作ったり集中力を上げたりする機能がありますが、量の減少によって、それらは徐々に衰えていきます。ただし、それだけで男性更年期が表出するわけではなく、環境要因も影響します。生活の中で過度にストレスがかかり、男性ホルモンが司ってきた機能がうまく作動しなくなったとき、男性更年期の症状が表出します」(土井先生)。
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