英国のジャガー・ランドローバーは、ディフェンダーのハイパフォーマンスモデル「ディフェンダー オクタ(OCTA)」を発表した。史上最もタフで、最も走破性が高く、最もラグジュアリーな究極の「ディフェンダー」で、7月11日から14日にかけてイギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024で一般公開される。
日本では注文を予定している顧客に向けて、すでに千葉にある「THE MAGARIGAWA CLUB」で特別プレビューイベント「DEFENDER ELEMENTS 」を開催しており、まもなく注文受け付けを開始する。
いかなる路面でも高い信頼感と制御性を確保
「ディフェンダー オクタ」はディフェンダー110のボディに、最高出力635PS/最大トルク750Nmの4.4L V型8気筒ツインターボガソリンエンジン(MHEV)を搭載し、ハイレンジからローレンジまでをカバーする8速ATを組み合わせて、0-100km/h加速4.0秒を実現した史上最もパワフルな究極のディフェンダー。22インチの軽量アロイホイールとオールシーズンタイヤを選択すると、最高速度は250 /hに達する。
また、最大トルク750Nm(ダイナミックローンチモードでは最大800Nm)を1,800rpmから6,000rpm近くまで発揮し、オールテレイン走破能力に合わせたチューニングにより、卓越したドライバビリティも発揮する。
シャーシコンポーネンツには、6Dダイナミクスサスペンション、油圧連動の連続可変セミアクティブダンパーをはじめとする革新的なテクノロジーを採用し、強化されたウィッシュボーンや広げられたトレッドなどともあいまって、オンロード、オフロードなどいかなる路面でも高い信頼感と制御性を確保する。
6Dダイナミクスサスペンションはどんな路面を走行しているのかを自動的に検知し、それに合わせてダイナミックセッティングを最適化。デフォルト設定のコンフォートモードから、ステアリングホイールに配された透明なシグネチャーロゴボタンを一度押すとダイナミックモードに入り、車両のステアリングやアクセル、サスペンションをよりダイナミックなセッティングに調整する。
さらにこのボタンを長押しすると、オクタモードにアクセスできる。これはオフロード走行時のパフォーマンスに特化した専用モードで、滑りやすい緩い路面での最適な加速を実現するオフロードローンチモードも使用できるほか、トラクションコントロールの設定を「TracDSC」または「DSCオフ」にすると、独自のオフロードABSキャリブレーションが作動し、滑りやすい路面での最適なブレーキ性能を発揮する。
「ディフェンダー オクタ(OCTA)」という名称は、地球上で最も硬く、最も人々を魅了する鉱物であり、特徴的な外観と耐久性を有する8面体(octahedron)形状のダイヤモンドに由来するという。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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