「ちょうどよすぎるクルマ」質感と充実装備が全然違う“エアーとクロスターの二刀流”ホンダの新フリードを自動車ジャーナリストが徹底解説『小沢コージの遊べるクルマ』
執筆者: MonoMax編集部
MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は、「This is サイコーにちょうどいいホンダ!が質感までちょうどいいホンダへ進化!!」と小沢さんが紹介するホンダ フリードを取り上げます。
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両側電動スライドドア、デジタルメーター全車標準!
いまや軽スーパーハイトワゴンと並んで国民の足として欠かせないのが、コンパクトミニバンのフリードだ。全長4.3ⅿ強のお手軽さでありながら、両側スライドドアを備え、3列シートに最大7名が座れる圧倒的ユーティリティ。それでいて価格は200万円台からと安く、旧型フリードはモデル末期まで国内月販ベスト5の常連であり続けた。
新型で大きく進化したのはまずエクステリア。今回から標準ボディが「エアー」となりよりシンプルに。SUV風「クロスター」も樹脂フェンダーをまとって初の3ナンバーワイドボディに。
インテリアクオリティも想像以上に高い。高級セダン的な本革トリムはないが、ざっくりとした風合いのファブリックは見た目は当然タッチもよく、上級グレードのEXやクロスターでは合皮コンビシートが装備される。デジタルもほどよく進化し、全車フィット譲りの7インチデジタルメーターを完備。最大で11.4インチの大画面ホンダコネクトナビもオプション装着できる。
シートレイアウトは3種類から選べて、3列シート車は2列目が独立したキャプテンシートの6人乗り、2列目がベンチシートの7人乗り、3列目を排除した5人乗りがあり、エアーは6人乗りと7人乗り、クロスターは6人乗りと5人乗りが選べる。
なかでも一番人気はシエンタにはないキャプテンシートの6人乗りで、独立シートの2列目はもちろんシート間を通って3列目まで車内移動ができるから便利。なにより1列目から3列目までシートクッションや形状をすべて改善。全域で座り心地がよくなっているのはも
ちろん腰のホールド性がよく、このシート性能だけでもライバルを超えている。
気になる走りだが注目はフリード初搭載のホンダ流ハイブリッドe:HEV。静かな1.5L直4をほぼ発電用に使い、駆動は123PS&253Nmの強力モーターで行うので静かかつなめらか。コスパでは競合シエンタもいいが、走りと質感では絶対にフリードだ!
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