これまで数々のヒット商品を生み出してきた無印良品。今年もすでにソファをはじめ新たなヒット作が登場しており、無印良品の進化はとどまるところを知りません。
そんな進化の最先端にある商品の秘密……、これは無印良品のヒットの歴史をひもとくことで見えてくるはず。なぜならブランド誕生から44年の間、幅広いカテゴリーでヒット商品が誕生し、かつてのヒット商品をベースに、より洗練された現行アイテムも多数あるから!昔を知れば今の無印良品が見えてくるでしょう。
CONTENTS
- 「進化」と「継承」が独自のヒットの法則
- 1980年:「無印良品」誕生
- 1982年:「ノート」発売
- 1983年:「洗いざらしシャツ」発売
- 1988年:「硬質パルプシリーズ」発売
- 1989年:「アルミシリーズ」発売
- 1991年:「脚付マットレス」発売
- 1992年:「MDFボックス」発売
- 1997年:「エアファニチャー」発売
- 1999年:「化粧品」発売
- 2000年:「バナナバウム」発売
- 2002年:「体にフィットするソファ」発売
- 2004年:「木製食器(アカシア)」&「ポリプロピレンファイルボックススタンダードタイプ」発売
- 2006年:「直角靴下」発売
- 2009年:「レトルトバターチキンカレー」発売
- 2011年:「キャリーバーの高さを自由に調節できるハードキャリー」発売
- 2013年:「コットンスニーカー」発売
- 2017年:「肩の負担を軽くする撥水リュックサック」発売
「進化」と「継承」が独自のヒットの法則
1980年の創業当時から、無印良品は多数のヒット作を世に送り出し、年以上愛され続けるロングセラーも多い。これらのアイテムには一つの共通点があるように思える。それは、時代に合わせてマイナーチェンジやアップデートして進化しつつも、コンセプトなどアイテムの芯となる部分は、ぶれずに受け継がれていることだ。変化しつつも残すべきところは残すことによって、昔からのファンの心は離さず、新しいファンをも惹きつけるのだろう。
無印良品のロングセラーは時代に左右されないデザインが多いが、どこか懐かしい雰囲気も感じるのは、初代から受け継がれる何かがあるからかも。そんな「進化」と「継承」というキーワードは、最新ヒット作に共通するポイントでもある。2024年上半期に爆発的に売れたあるアイテムは、以前存在した商品のコンセプトを受け継ぐとともに、細部は今の時代に合わせて進化させたという特徴がある。無印良品のヒットの法則に則ったと考えれば、このアイテムも今後ロングセラーとして定番化し、シリーズ化する可能性がありそうだ。
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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