自動車のガラスは安全にも関係するので厳格に品質が規定されていて、その内容についてガラスの端に明記されている。自動車メーカーのロゴなどとともに記号が羅列されているのがそれだ。
これはガラスに限らず、工業製品でよく見かけるものだ。よく見ると、それ以外にもガラスにはいろいろなプリントがされていて、それぞれうんちくがあったりする。
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前後ガラスの“黒セラ”の目的
まず紹介したいのが、前後ガラスの黒い部分。外周が真っ黒で、内側に行くに従ってドットになっている。これ、ちゃんと名称があって、黒セラミックと呼ばれ、プロの間では黒セラと略されたりする。
目的はデザインだけでなく、日差しのカット。乗っている人が眩しくないようにするためと、現在のクルマはガラスを接着しているので、その部分に日が当たって劣化しないようにするためという目的もある。さらにその黒セラのところに線が入っていることが多いが、これは貼り付けるときの位置決めとして入れられている。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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