ソフト99コーポレーションから、洗車用品専用の新自販機販売システム「洗車365」が登場した。このソフト99オリジナル自販機がコイン洗車場にあれば、利用者は手ぶらで洗車に出かけることも可能となる。
またこの新自販機販売システム「洗車365」は中古飲料自販機をリユースして洗車用品自販機に改良して価格が抑えられているほか、中古飲料自販機を生かしたアイデアも盛り込まれていて、コイン洗車場事業者にとってもメリットは大きく、新しいビジネスとしても注目される。屋外設置可能で24時間稼働できることから、コイン洗車場だけでなく、カーショップやホームセンターなどカー用品店でもニーズに対応できる。
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350ccサイズと500ccサイズの2種類のボトルパッケージを新たに開発
1994年、コイン洗車場の利用者にもっと便利に洗車を楽しんでもらうために、ソフト99コーポレーションは初めて洗車用品自動販売機を発売した。
しかし、1990年頃に最盛期を迎えたコイン洗車場はその後減少し、またガソリンスタンドも最盛期に比べて半減する状況になっていて、クルマ好きにとって愛車を心ゆくまで洗うことができるコイン洗車場は貴重な存在となっている。ただ、少なくなったことも手伝って、コイン洗車場の需要が高まっているのもまた事実だ。
このような状況をふまえて、ソフト99コーポレーションは新しい時代の洗車用品自動販売機「洗車365」を開発。その特徴は、中古飲料自販機をリユースし、洗車用品専用にリメイクするという環境志向で開発されたこと。リユースすることで価格を抑えて事業者の負担を軽減し、洗車用品自動販売機をより多くのコイン洗車場に導入することは、ユーザーの利便性を高めることになるという考えだ。
洗車用品自動販売機「洗車365」の中身は、洗車で必須となる洗車スポンジや拭き取り用クロスはもちろん、あったら便利な洗浄ブラシなどのツール類や洗車時に気になる小キズ取りなどコイン洗車場利用者のニーズに応える全16アイテムを揃える。
中古飲料自販機をリユースして使うため、飲料自販機に適応する350ccサイズと500ccサイズの2種類のボトルパッケージを新たに開発したのも大きなポイントで、各アイテムはこのボトルパッケージに収納されて販売される。このボトルパッケージは使用後に汚れたクロスなどの保管ケースとしても活用できる。
このソフト99オリジナル自販機は、新紙幣はもちろん、キャッシュレス決済にも対応している。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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