原材料高の影響などもあり、近ごろ買い物に行くと強く実感してしまう値上げラッシュ……。というわけで、コスパのいいアイテムがどんどん手に入りにくい世の中になっていますが、そんな流れに抗うようなお店があるんです。それが全国に1,000以上の店舗を持っているゲオ。国内トップシェアの音楽・映像レンタルなどの既存商品部門の利益を持続させつつ、いまバラエティストアとして目覚ましい発展を遂げています。
この記事では年間100品目以上をお手ごろな価格で販売できるゲオの秘密、そして歴代ヒット商品をチェックしてみました。
CONTENTS
バラエティに富んだアイテムをコスパよく展開できる3つの理由とは?
教えてくれた人
ゲオ営業企画部 マネージャー/久保田 健(くぼた けん)さん
まず改めて驚くのは、年間100以上のゲオオリジナル商品を販売していることでしょう。しかも数多くの商品群を誇っており、お手ごろな価格を実現しているのがすごいところ。ゲオ営業企画部 マネージャー/久保田 健さんは、この低価格の秘密を次のように語ります。
ポイント① 売価から決めるから“価値ある安さ”に
「価格は市場調査や自社での試験を行った結果から適正売価を決定しています。この価格を実現するためにトレードオフを行い、重視する機能と省く機能を検討、低価格で使いやすい商品を実現しているんです」
ポイント② 一部店舗でのテスト販売が可能
「また、製品化の前には約10店舗での小規模なテストを常に実施しています。そこで売れた商品を他の店舗でも展開するというシステムをとっているので、売れ行きの予測が立てやすいんです。店舗で売れた商品の情報を、新たなオリジナル商品の開発に反映することもあります」
ポイント③ 生産管理のノウハウを構築することで開発スピードUP
「全部署が作業の効率化を徹底し、仕組を明確に構築することで、迅速な商品開発を目指しています。例えば仕入れに関わる中間コストを抑えたり、短縮化したり……。このような流通コストや人件費の見直しも低単価に繋がっているんです」
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この記事を書いた人
ライター黒川 すい
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集と喫茶店巡り。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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