ここからG-SHOCKの新章がはじまる!? 2025年6月、待望の新作となる「MTG-B4000」が発売されました!
G-SHOCK
左)MTG-B4000B-1A2JF ¥176,000(税込)
右)MTG-B4000-1AJF ¥165,000(税込)
ケース径45.3mm、20気圧防水、タフソーラー
MT-Gはメタルと樹脂など“異素材の融合”をコンセプトとした人気シリーズです。ブランドのコアテクノロジーである中空構造をメタルの活用で進化させた「コアガード構造」や、耐衝撃力、耐遠心力、耐振動の3つの重力加速度に耐えるタフネス構造「TRIPLE G RESIST」など先進技術を積極的に投入。そうした意欲的な姿勢はユニークなデザインが生まれるきっかけにもなっていて、今やMT-GはG-SHOCKの革新性を象徴する存在となっています。
そして今年6月には、いよいよ「MTG-B4000」が発売。前作「MTG-B3000」からおよそ3年ぶりとなる完全新作で、シリーズの核である“異素材の融合”がとんでもないレベルにまで引き上げられているんです。いったい何がすごいのか、5つの理由からお伝えします!
CONTENTS
【理由1】メタル×カーボンが織りなす唯一無二の存在感
さまざまな素材に複雑な造形……こちらの写真をご覧いただければ、「MTG-B4000」の独創性が伝わってくるのではないでしょうか。優れたタフネスを生み出す独自の「デュアルコアガード構造」技術をベースに、カーボンを使った新形状のフレームを採用。モジュールを格納したカーボン強化樹脂ケースを保護するとともに樹脂バンドと連結する役目も果たし、さらにメタルのベゼル、ケースバックを取り付けることで完成。メタルとカーボンなど、それぞれの素材が持つ強度や軽量性といった特性を熟知したうえで適所に配置させ、理想的な時計を作り上げているんです。
特におもしろいのが、樹脂バンドの接続方法。ケースへの衝撃伝達を緩和する新たな発想として、衝撃の影響を受けにくいビスレス固定の新規構造を採用しています。どういうことかというと、カーボンフレームとラグ部のメタルパーツとが知恵の輪のように絡み合うことで、ビスを使わずに固定しているんです。その様子を示したのが上の写真。どちらも複雑な造形をしているのにバチッとハマる作りになっていて、実に高度な“融合”を果たしていることがわかります。
【理由2】AIとの共創でG-SHOCKの機能美が進化
“融合”で注目されるのは、異素材の組み合わせだけではありません。「MTG-B4000」では、人とAIによる共創も実現しているんです。
今、なにかと巷で話題のAI。先進技術をいち早く取り入れてきたG-SHOCKが、そのトレンドを傍観し続けているわけはありません。その先駆けとなったのがブランド40周年記念プロジェクト「G-D001」で、今までにない試みとして外装設計にジェネレーティブデザインの手法を採用していました。大事にしたのは、人とAIの“共創”という部分。AIは画期的なアイデアを生み出す一方、任せっきりではG-SHOCK品質を満たさないため、人の手も加えていく必要があったのだといいます。
40年にわたり培ってきた衝撃に対するデータをAIに入力。デザイナーが作成したデザインの骨格を元に、設定した構造強度、素材特性、加工方法に最適化された3DモデルをAIが生成します。それを人の手によって何度も修正し、独創的な形状と機能性を併せ持つ18K製外装パーツが生まれたのだとか(ちなみに世界で1本の「G-D001」はオークションに掛けられ、なんと約5800万円で落札されました)。
この「MTG-B4000」を開発するプロセスでも、AIを活用。だからこそ驚くほど複雑で、なのに美しく有機的に結合する外装デザインが生まれたんです。さきほどお見せしたカーボンフレームとラグ部のメタルパーツからも、人とAIの共創によるすごさが伝わってきます。
【理由3】仕上げに対する徹底的なこだわり
AIの助けを得つつ、細部の仕上げや見せ方にはしっかり人の手が加えられています。
じっくり堪能したいのが、メタルパーツの表現です。ベゼルは正面に4つの頂点を設け、緩やかな曲面で構成。それぞれで方向を変えたヘアライン仕上げを施し、力強さの中に繊細な美しさを宿しています。また、メタルパーツの鏡面部分の一部にザラツ研磨を施し、歪みのない美しい平滑面に。部位ごとにヘアライン仕上げとミラー仕上げで磨き分け、金属の美しさと高級感を際立たせています。ラグ部は樹脂バンドと一体になり、ソリッドな印象を与えます。
特に「MTG-B4000」の独創性と洗練されたスタイルを伝えるのが、カーボンフレームです。正面にはフォージド調のカーボンシートの模様が浮かび上がり、個性を演出。さらに積層したシート状のカーボンとグラスファイバーがストライプを描き、鮮やかなサイドビューを彩ります。
こだわりはケースバックにまで。粉末状の金属を射出成形するMIM(メタルインジェクションモールディング)成形を採用し、味わい深い雰囲気に仕上げています。また「MTG-B4000B-1A2JF」には、新開発されたブルーグレーIP処理も施されています。
【理由4】休日からビジネスまで映えるハイデザイン
デザイン性の高さも惹かれるポイントです。
素材の質感表現にこだわっているから、品格が求められるスーツスタイルにもマッチ。ブルーグレーモデルはネイビースーツにも好相性で、アクティブに活躍するビジネスパーソンにふさわしい存在感を放ちます。もちろんカジュアルシーンでも、独創的で力強い表情によって装いのアクセントとして活躍。G-SHOCKらしいタフネスさと洗練された表情が同居し、シンプルコーデを大人なスタイルに格上げする“一点挿し”のアイテムになってくれます。
【理由5】毎日体感! 実用性を高めたディテールの数々
そのほかにも、「MTG-B4000」はハイエンドシリーズと呼ぶにふさわしい機能を備えています。
異素材を用いながらも、G-SHOCKらしいタフネスさを実現。耐衝撃構造、耐遠心重力性能、耐振動構造を備え、過酷な状況下においても安心して使用できます。
肝心の心臓部は、Bluetooth搭載の電波ソーラー。世界の主要地なら標準電波受信機能(マルチバンド6)で、それ以外ならBluetoothで連携したスマホ経由で、いつも正しい時刻に自動で補正してくれます。スマホアプリを活用すれば、ソーラー発電状況や内部データ更新履歴など時計ステータスの表示や、時計の各機能が正常に動作するかの自動診断なども行えます。
暗所での視認性を確保するスーパーイルミネーターも採用。高輝度なLEDライトが備わっており、ボタンひとつで明るく照らし出します。
風防に使われているのは、高硬度で傷に強く、透明度も高いサファイアガラス。反射防止コーティングが施され、さらに見やすくなっています。
AIとの共創もあり、大きな進化を遂げた最新MT-G「MTG-B4000」。腕時計の“未来”がここにあります!
問い合わせ先:カシオ計算機 お客様相談室
TEL:0120-088925
公式webサイトはコチラ
取材・文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小孫一希
衣装 ビジネス)スーツ¥57,200、シャツ¥11,000、タイ¥7,150/すべてクラウデッド クローゼット(問)クラウデッド クローゼット 越谷レイクタウン店 Tel048-930-7224 カジュアル)シャツ¥31,900、Tシャツ¥15,400、パンツ¥48,400/すべてカレドアー(問)https://caledoor.jp ※価格はすべて税込
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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