日高屋といえば気軽&リーズナブルに中華とちょい飲みが楽しめるお店。どのメニューも安い!とついついたくさん頼みたくなってしまいますが、一番原価率が高いメニューはどれかご存知ですか?他店と比べても圧倒的にお得になってしまうそのメニュー、ガンガン注文してしまっても良いのでしょうか。株式会社ハイデイ日高代表取締役社長・執行役員社長 青野敬成氏に聞きました。
タッチパネルでおすすめメニューを伝える戦略
ここ数年で順次タッチパネルの導入を進めている日高屋。紙のメニューでは写真の大きさを変えたり、右上・左上におすすめしたい商品を置いたりすることで人間の心理的に目が留まるといった戦略があることは知られています。しかしタッチパネルではそういった作戦が使いにくいもの。
「タッチパネルではどの商品も並列に見えてしまいがちですし、お客様が自らスクロールする必要があったりと、紙のメニューとは異なるアプローチが必要です。1番わかりやすいのはタッチパネルで最初に出てくるメニューにおすすめ商品を配置すること。これはわかりやすいかもしれません。
お客様は自分のお目当てのメニューがあればスクロールしていってくれると思いますが、初めて来店された方にとって日高屋は何がウリなのか、何を食べればよいのかわからないこともあります。そのため、おすすめのメニューは2マス使ってお得感を出すように工夫しています」(青野氏)
さらに右から左に向かってスクロールしていくタイプのタッチパネルということもあり、スクロールせずに表示される左側におすすめ商品を表示したり、「得」「人気」のアイコンを添えるなどわかりやすくする工夫も。
日高屋といえば壁にずらりと短冊型のメニューが貼られている光景が浮かびますが、タッチパネルの導入によって短冊型のメニューを見て頼む方は少なくなってきたといいます。
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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