
2025年9月に香港で開催されたアジア最大級の時計イベント「香港ウォッチ&クロック・フェア」と「Salon de TIME」。世界約140ブランドが集結した会場は過去数年で最大規模となり、熱気に満ち溢れていました。本記事では、現地にて取材を敢行したMonoMaxが、このイベントの盛り上がりとともに、現地のキーマンへの取材から得られた香港・中国の生の時計事情を詳しくレポートします。
ユリス・ナルダン、コルムなどの超高級ブランドの展示の一方で、アイスウォッチの最新キッズモデルなど、「価値の多様化」や「二極化」が進むアジア市場の深層に迫ります。
参考:「アジア最大級の時計イベントが今年も」時計の面白さがてんこ盛り!香港ウォッチ&クロック・フェア、Salon de TIMEが9月2日から開催
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世界約140ブランドが集結して過去数年で最大規模のブランドショーケースに!
「香港ウォッチ&クロック・フェア」と「サロン・ド・タイム」は、毎年9月上旬に香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)にて行われる時計イベントです。「香港ウォッチ&クロック・フェア」は1982年に初開催され、時計業界関係者が新たな成長を目指して交渉・取引を行うビジネスイベントで、今やアジア最大級の規模を誇ります。一方、同時開催される「サロン・ド・タイム」は一般ユーザーも楽しめるよう世界中のブランドが集結。
今年は15の国・地域から650社を超える出展があり、会期中は95の国・地域から約1万6000人のバイヤーが来場したとのこと。「サロン・ド・タイム」では世界約140ブランドが集結し、過去数年で最大規模のブランドショーケースとなりました。
勢いは、会場を周遊しているだけで感じることができました。連日多くの来場客が会場を占拠。現地人のみならず、近隣のアジア圏から来訪したであろう方々も多く見かけ、国際色豊かなイベントであることが伺えます。
世界各地からバイヤーや一般客の他、メディアも集結。特に香港らしさを感じたのは、インフルエンサーがところどころでリアルタイム配信する姿を見かけたこと。展示会ですのでライブコマースではないと思われますが、1人または少人数のグループがスマホの向こう側にいる閲覧者に向けて熱心に話し続ける様子には、今の時代らしい雰囲気を感じました。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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