
スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)から、走りを追求したコンプリートカー「BRZ STI スポーツ タイプ RA(BRZ STI Sport TYPE RA)」が登場。スバルとSTIがスーパー耐久シリーズをはじめとするモータースポーツで培ってきた技術や知見を活かして開発を行った。販売台数は300台限定で、2025年11月30日まで全国のスバル販売店で申し込みを受け付け、注文が販売予定台数を超えた場合は抽選販売となる。コンプリートカー「BRZ STI スポーツ タイプ RA」は、2025年11月15日~16日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐FINAL大感謝祭」に展示される。
極限までバランス取りされたFA24型ボクサーエンジンを搭載
BRZ STI スポーツ タイプRAの「RA」は「Record Attempt」の略で、「記録への挑戦」という意味が込められている。

パワーユニットは、スーパー耐久シリーズ参戦車両「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」と同等の精度でバランス取りされたFA24型ボクサーエンジンを搭載。ピストン、コンロッド、クランクシャフト、フライホイール、クラッチカバーの重量・回転バランス公差を徹底的に低減し、振動が少なく滑らかに吹け上がるレースカーのようなエンジンフィールを実現した。
また、レース車両で採用されている冷却フィン付リアデファレンシャルケースを装備。過酷な走行条件下でもデファレンシャルオイルの油温上昇を抑え、トラクション性能の低下を最小限に抑制する。
シフトダウン時にエンジン回転数を自動制御してスムーズな変速と運転負担を軽減させる「レブシンク」機能、アクセルを戻さずにシフトアップする操作を可能としてトランスミッションへの負荷軽減と鋭い加速レスポンスを両立する「フラットシフト」機能も装備する。これはスーパー耐久シリーズの現場からの要望で誕生した機能で、ドライバーとトランスミッションの負荷を軽減したという注目メカだ。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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