
人気ブランドのアイテムの中には、必ずと言っていいほど「価格以上の価値がある」コストパフォーマンスに優れた逸品が存在します。数多くのブランドに触れるスタイリストという職業柄、様々なアイテムを見てきましたが、WORKMAN(ワークマン)の進化には毎回驚かされます。特に今回ピックアップする「コールドウェザーミリタリーシャツ」は、1,900円という価格設定がバグっていると思えるほどの傑作。単なる「安いシャツ」ではありません。ワークマン独自の理論が詰め込まれた、まさに「着るギア」なのです。プロの視点から、そのディテールとシステムを徹底解説します。
ワークマンが提案する新しいレイヤリングシステム

ワークマン
32188 コールドウェザーミリタリーシャツ
¥1,900
「これぞワークマンの真骨頂」を充分に味わえるのが今作。もちろんただのミリタリーシャツではございません。「コールドウェザーシリーズ」というワークマンが独自展開するレイヤリングシステムの1着で、快適な環境で安全に働くために生まれた寒暖差対策ウェアなのです。
では具体的にどういったシリーズなのか?生地の保温率とclo値を基に評価した新たな指標をワークマンが独自設定し、5段階にレベル分け。それぞれの組み合わせを格付け、グレードを設定し、気温に応じたウェアの組み合わせを可能にしています。
ざっくりいうと服ごとに“X度の着用がいいよ”という目安があり、組み合わせることで、快適な温度で過ごせますよ! といったシリーズ。ミリタリー好きにはワクワクするレイヤリングシステムなので、注目を集めています。
ではシャツ単品の魅力に迫っていきます。本体にはポリエステル100%でテフロン加工が施されています。これにより水や油、汚れに強くなっており、タフなシーンでも活躍してくれます。
作業時に活躍してくれそうな腕のロールアップ。袖の裏側にタブが付いており、ボタンでしっかりと留めることができます。これにより腕まくりのズリ落ちを防ぐことができ、体温調整もしやすいです。
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この記事を書いた人
スタイリスト小林知典
1982年生まれ、福島県出身。スタイリスト栃木雅広氏に師事し独立。以後、雑誌・WEB・カタログを中心にスタイリングを手掛ける。最近ではアウトドアやインテリアにも興味を持ち、もっぱら収集する日々を送っている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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